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自治体の皆さまへ

高門町長就任あいさつ

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愛媛県伊方町

このたびの伊方町長選挙におきまして、町民の皆さまの温かいご支援を賜り、伊方町政の舵取り役を引き続きお任せいただくこととなりました。皆さまの負託にしっかりとお応えするため、課せられた使命と責任の重さを改めて痛感し、身の引き締まる思いを致しております。
8年前、当時まだ合併前の旧町意識が残っているなか、少しでもこの垣根を取り払いたいという思いと、幾たびかの選挙によって町内が分断されていた状況から、「融和と発展」をスローガンに掲げ、私の1期目がスタート致しました。おかげさまで、職員をはじめ関係者の皆さま、そして何よりも町民の皆さま方のお力添えをいただき、「融和」という意味ではある程度の成果が得られたのではないかと思います。
そして、2期目を迎えるにあたっては、「融和」を「発展」に結びつけなければとの思いから「未来への責任」をスローガンに掲げ、人口減少対策や農林漁業、観光、原子力発電所対策など、様々な課題に対して、職員や議会の皆様と一丸となってスピード感をもって取り組むことと致しました。しかしながら、新型コロナウイルス感染症拡大や亀ヶ池温泉の焼失など、予期しなかった事態の対応に追われたこともあり、まだまだやり残したことがあるという思いから、3期目を目指すにあたり引き続き「未来への責任」を掲げ、残された課題に全力で取り組む決意を固めました。
これからの4年間では、地場産業であります農水産業の振興策。農業においては新たな共選の整備が始まったほか、町内における柑橘加工施設の増設要望にどう応えるか。水産業においては、三崎における赤ウニの売り込みなど、新たな挑戦に対して町としてどう支援していくか。福祉の分野においては道半ばである集落グループホーム化の推進策、更には学校再編対策や観光の振興策。四国電力に対しては伊方発電所の安全運転への不断の追求と徹底した情報提供。そして何よりも能登半島で起きた地震と豪雨災害を教訓とした佐田岬半島の防災・減災対策や万が一災害が起きた場合に、住民を安全に避難させるための「命の道」である高規格道路の伊方町方面への延伸要望など、山積する課題に精一杯取り組んで参ります。それと同時に、佐田岬半島の持つ豊かな自然、素晴らしい人間性などを最大限に活用することにより「伊方に住んでよかった」と思えるようなまちづくりを実現して参りたいと思います。
このような課題を一つひとつ解決する事により、町の最重要課題である人口減少問題を解決するための糸口が見つかるのではないかと思っています。地道な努力ではありますが、町民の皆さまが夢をもって暮らせるまちをつくり上げ、「未来への責任」をしっかりと果たして参ります。

今後とも町民の皆様のご指導、ご協力を心からお願い申し上げまして、町長就任のごあいさつといたします。

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