■ジョンソン アンドリュー・ブレイディ
将来を見越したカレンダー
月の日数が均等でないことに不便を感じることはないでしょうか。私はあります。例えば6月。6月が何日あるか覚えていますか?私は時々覚えていないように感じます。いいえ、覚えていません。30日か31日に違いないとわかっていますが、それを知る必要があるたびに思い出せず、いつもカレンダーを再確認することになります。なぜこんなに複雑なのでしょうか?
私が理想とするカレンダーは次のようなものです。12か月のカレンダーはそのままに、各月をちょうど30日とし、30日×12か月=360日とします。そうすると5日(うるう年の場合6日)が残るので、この最後の5日を世界的な祝日とすることを提案したいです。例えば、「平和の日」、「自然の日」、「科学の日」などです。年に一度、世界中のあらゆる場所で一斉に開催されるオリンピックのようなものを想像してみてほしいです。それは素敵なことだと思いませんか?
そして、すべての月を30日にする理由はもう一つあります。科学技術がこの先何世紀にもわたって私たちをどこへ連れて行ってくれるのか、誰にもわかりません。それで、未来の世代が太陽系の別の場所にコロニーを建設できたとしましょう。するとカレンダーに関する問題のひとつに、惑星によって太陽の周りを回るのにかかる時間が異なるということがあります。例えば、植民地化の最有力候補のひとつである火星は、686.5火星日に一度太陽の周りを1周します。もうひとつの候補である木星の氷衛星エウロパは、なんと4,333日もかかります。
もちろん、単純に1か月を1年の12分の1と定義することもできますが(どこにいても、1年がどれくらいの長さであっても)、そうすると奇妙な問題がいくつも発生します。例えば、ある惑星は劇的に楕円の帯状軌道を描いているため、季節の長さや強さに極端な違いが生じます。また、まったく季節がない惑星もあります。1か月を30日(1日の長さも惑星によって異なる)と定義すれば、これからは便利でわかりやすくなると思います。そうすれば、地球の1年は上に書かれた通り12か月(+5.25日)、火星の1年は22か月(+6.5日)、エウロパの1年は144か月(+13日)となります!
そのような未来では、地球上だけが28日や31日の月があるのはおかしいのではないでしょうか?更に、グローバル化する(そしておそらく太陽系化する)社会において、人々を結びつけるには新鮮で新しい祝祭日が必要でしょう。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>