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自治体の皆さまへ

図書館だより

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愛媛県伊方町

■2月図書館カレンダー

▽利用案内
開館日時:火曜日~日曜日 午前9時30分~午後6時
休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日のときはその翌日も)祝日、月末図書整理日、年末年始蔵書点検日
※町見公民館・瀬戸町民センター・三崎公民館で図書と雑誌の予約受取・返却ができます。

■新着図書
新しく購入した本は図書館ホームページからもご覧いただけます。

▽一般書
『父がしたこと』青山文平/著
『互換性の王子』雫井脩介/著
『墓じまいラプソディ』垣谷美雨/著
『風に立つ』柚月裕子/著
『ジェンダー・クライム』天童荒太/著
『灯台旅』藤井和雄/著
『子どもの傷つきやすいこころの守りかた』こど看/著 ほか

▽児童書
『みんなのいえ』たしろちさと/作
『しゃぼんだま』小林実/ぶん、林明子/え
『わたしたちのケーキのわけかた』キムヒョウン/さく
『地獄の迷路』香川元太郎/作・絵
『あたしデイズ』いとうみく/作
『食べものはどこからきたの?』ユリア・デュア/作
『アナグマの森へ』アンソニー・マゴーワン/作 ほか

■ピップスおはなし会のご案内~2月のおはなし会~
日時:10日(土)午後1時30分~
場所:図書館おはなしコーナー
対象:どなたでも参加できます♪

■読み聞かせ講座を開催します!
おはなしボランティア育成のため、読み聞かせ講座を開催します。ボランティア活動だけでなく、我が子や孫への読み聞かせにもおすすめの内容です。
ぜひお気軽にご参加ください。

日時:2月24日(土)午後1時30分~
場所:生涯学習センター3階 児遊館
講師:武知悦子氏(おはなしCAFE主宰)
対象:読み聞かせに興味のある方
定員:20名(定員になり次第締め切らせていただきます)

申込み:伊方町立図書館
【電話】38-0607

■図書館長のススメ!
『解夏』さだまさし/著(幻冬舎)

今月の推奨作品は、さだまさし先生の「解夏」です。先生は、今もなお、歌手としてご活躍され、多くの人々を魅了されておられます。この本は表題作(解夏)を含む4編の短編となっています。
そもそも、「解夏」とはどういう意味でしょうか。仏教の発祥地インドでは雨季の間、修行僧が外に出て、草・木・虫等を踏み付けないように、三ヶ月間、寺などに籠ることを「夏安居(げあんご)」といい、これが明ける日を「解夏」と云うそうです。
【解夏】長崎を詠った斉藤茂吉の短歌から始まります。主人公「高野隆之」は、東京の小学校に勤務していたある日、二度の夢を見る。それが予兆だったのか難病に罹患してしまう。婚約していたにも関わらず…。罹患が原因で身を引き長崎へ帰郷。やがて婚約者も長崎へ来ることに。日々の生活の中で、隆之と寄り添い。地域に溶け込んでいく。そして解夏を迎えることになるのだが。
【秋桜】岡島家に嫁いだアレーナ。嫁姑問題もありはしたが、メキシコ原産である秋桜を例えに、最後に姑の喜久枝からアレーナに「秋桜はもう、大切な、大切な日本の花だで…お前も、秋桜になるんだよ」の言葉には私は安堵と共に涙が…。
【水底の村】ダム建設に伴い消えた村。思わぬ渇水で村が出てきた。若き時代に付き合っていた恋人の子どもとその村を散策することに…。
【サクラサク】家族がバラバラになっていた主人公「大崎俊介」、痴呆症が明らかになった父がきっかけで家族との絆を築き再生していく。はてさて結末はどうでしょうか。

この本をお勧めするのは、人間模様を見事なまでに描き切ったさだまさし先生の心温まる作品を満喫して欲しいからです。

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〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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