■人権に関する用語の基礎知識 その(1)「カタカナ編」
『インクルーシブ教育』
障がいのある者とない者が共に学び、共に育つことができるようにする教育のこと。学校に限らず、社会のいたるところで、障がいのある人もない人も、分け隔てなく学べる機会が保証されなければならない。
『ノーマライゼーション』
人は誰もが人間らしく生きる権利があり、誰もが同じように生活できる社会が当たり前(ノーマル)であるという考え方。北欧の福祉政策の理念に由来した言葉であり、現在の日本の障がい者福祉政策もこの考え方に基づいている。
『ユニバーサルデザイン』
すべての人のためのデザインを意味し、年齢や障がいの有無などにかかわらず、できるだけ多くの人が利用可能な施設を作ったり、理解可能な表示をしたりすること。例えば、多機能トイレ。車椅子利用の人、お年寄り、赤ちゃん連れ、けがをしている人など、誰にとっても使いやすい施設になっている。その表示も誰でも理解できるように工夫されている。(写真は、佐田岬半島ミュージアムの多機能トイレ)
※写真など詳細は、本紙またはPDF版24ページをご覧ください。
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