■(1)運転状況について(令和6年2月末日現在)
伊方1号機(廃止措置)
伊方2号機(廃止措置)
伊方3号機(定格電気出力89万キロワット)
定格熱出力一定運転中
■(2)火災感知器の誤作動について
2月2日9時17分、伊方発電所構内の84mエリアに設置する火災感知器が作動し、中央制御室に火災発生を示す信号が発信したことから、9時18分、消防署へ連絡しました。
また、当直員が現場確認を行い、9時28分、炎や発煙等がないことを確認しました。
調査の結果、屋外の火災感知器が、付近で行っていたバーナを用いた火気作業の炎を検知して作動したものと判断されました。9時53分、火災発生を示す信号のリセット作業を行い、通常状態に復旧しました。
また、10時01分、消防署が現場にて火災ではないことを確認しました。
■(3)伊方発電所3号機ETA電解槽供給ポンプAの不具合について
伊方発電所3号機は通常運転中のところ、ETA電解槽供給ポンプAのハンドターニングを実施した結果、異常が認められたことから、2月6日10時44分、保修員が当該ポンプの分解点検が必要と判断しました。
点検の結果、令和5年11月28日に発生した事象で取り替えた部品と同じ部品が一部欠損していることを確認しました。また、ETA排水処理装置の配管等を確認し、当該ポンプの欠損している部品を回収しました。
今後、当該ポンプの部品の取り替えを計画するとともに、詳細を調査します。
■(4)火災感知器の誤作動について
2月20日9時59分、伊方発電所非常用開閉所に設置する火災感知器が作動し、1、2号中央制御室に火災発生を示す信号が発信したことから、10時01分、消防署へ連絡しました。
また、当直員が現場確認を行い、10時07分、炎や発煙等がないことを確認しました。
調査の結果、当該火災感知器の内部が湿っていたことから、誤作動したと判断し、当該火災感知器の取り替えを行い、本日13時00分、通常状態に復旧しました。
また、10時45分、消防署が現場にて火災ではないことを確認しました。
■(5)伊方発電所3号機ETA排水処理装置の異常発信について
2月29日2時35分、伊方発電所3号機は通常運転中のところ、ETA排水処理装置の異常を示す信号が発信し、現場を確認したところ装置が停止していることを確認しました。
調査の結果、整流器が設置されている部屋の空調装置が停止したことにより、温度が高くなり、ETA排水処理装置が停止したものと推定しました。
空調装置は、通常3台中2台が運転するよう、3か月に1回、自動で切り替える設定としていますが、切り替えの設定が適切ではなかったことから、設定を見直し、正常に運転できることを確認しました。
その後、ETA排水処理装置を起動し、16時21分にETA排水処理装置の運転に問題がないことを確認しました。
このほか、26日の地震にて伊方発電所では最大30ガルを観測しましたが、点検の結果、異常はありませんでした。
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