■「魚を獲って、人を喜ばす仕事」
樫尾考治さん-加周-
樫尾考治さんは、24年前、高校を卒業してすぐに樫尾水産の後継ぎとして就職しました。樫尾水産は、考治さんのお父さんが作った会社で、ちりめん漁業、加工、販売を手掛けている会社です。
高校生の頃は、県外に出て、視野を広げたいという思いもあった考治さん。しかし、姉弟3人の中で、男は自分しかおらず、半分しょうがないかな、という気持ちで、後を継いだそうです。
最初の3、4年は給料のために、イヤイヤ仕事をしていた、というのが正直なところ。しかし、周りから褒められ、励まされ、徐々にやりがいを感じるように。そして結婚し、子どもが出来てからは特に、家族のために1年1年成長しなければ、と日々仕事に励んでいます。
たくさん魚が獲れた時は嬉しく、網が破れるなど、思うようにいかない時は辛い。そんな仕事の原動力は、ちりめんを食べた人の笑顔、「美味しい!」という一言です。最近は娘がご飯と一緒にちりめんを食べて、「パパのちりめんおいしい」と言ってくれるそうで、その度に、「頑張ろう」と力を貰っています。
考治さんは、樫尾水産の仕事を「魚を獲って、人を喜ばす仕事」と語ってくれました。
八西CATV放送日:9月2日(月)18:30〜
放送を見逃した方必見!
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