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自治体の皆さまへ

図書館だより

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愛媛県伊方町

■9月 図書館カレンダー

▽利用案内
開館日時:火曜日~日曜日 午前9時30分~午後6時
休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日のときはその翌日も)祝日、月末図書整理日、年末年始蔵書点検日
※町見公民館・瀬戸町民センター・三崎公民館で図書と雑誌の予約受取・返却ができます。

■新着図書
新しく購入した本は図書館ホームページからもご覧いただけます。

▽一般書
『万、已むを得ず』幸田真音/著
『あなたを待ついくつもの部屋』角田光代/著
『命日』瀬戸内寂聴/著
『赫夜』澤田瞳子/著
『じんせいに諦めがつかない』森川葵/著
『なんだか今日もダメみたい』竹中直人/著
『子どもと作る科学工作』ささぼう/著
ほか

▽児童書
『ゆらしてゆらして』accototo/作・絵
『おとしましたよ』マスダケイコ/作・絵
『イリエワニ』福田雄介/文,関俊一/絵
『地球に暮らすぼくたちへ』中川ひろたか/作、松田奈那子/絵
『働くってどういうこと?』関和之/マンガ・イラスト
『もしもわたしがあの子なら』ことさわみ/作
『スペルホーストのパペット人形』ケイト・ディカミロ/作
ほか

■ピップスおはなし会のご案内~9月のおはなし会~
日時:21日(土)午後1時30分~
場所:図書館 おはなしコーナー
対象:どなたでも参加できます♪
※今年度から第3土曜日に変更になりました

■中学生職場体験
7月2日から5日に、伊方中学校と瀬戸中学校の2年生が3日間ずつ職場体験を行いました。

■図書館長のススメ!
『なれのはて』加藤シゲアキ/著(講談社)

読者の皆さん、いかがお過ごしですか。読書を楽しんでいらっしゃいますか。
今月の推奨作品は加藤シゲアキ先生の「なれのはて」です。先生は今まで数々の作品を手掛けてこられた中で、当作品は「直木三十五賞」候補に選ばれました。残念ながら受賞とはなりませんでしたが実力は評価されたものだと思います。これだけの長編を書き上げたのは、並大抵の事ではないでしょう。
JBCテレビに勤める「吾妻」が祖母から受け継いだ一枚の絵から物語が始まります。譲り受けた絵が相当気に入った彼女は展覧会を開催することに、そのためには著作権者に許可をもらわなければならない。ここから同僚の「守屋」はじめ多くの人たちが携わっていきます。取っ掛かりとして絵の署名欄にある“ISAMU INOMATA”のサインを手掛かりにすることに。ある時、同僚の「谷口」が秋田の地方新聞で作者と同じ名前を見つけた。これをきっかけに物語は加速していきます。イサム・イノマタを探すべく守屋と共い秋田へ。調査を進めて行くうちに思わぬ史実が判明してきます。このミステリアス感がタマリマセンね。ページ数が全く気にならないほど面白い作品です。物語の中では、ほっこりする部分もあります。探してみてください。
ただ、この作品は登場人物が多いのが特徴です。多いのなんのって。こういう時は、そうですね。必ず読みながら相関図の作成は行ってください。
読み終えた後、このタイトルの意味が理解できると思います。果たして、著作権者は見つかったのか、展覧会は開催できたのでしょうか。ワクワク、ドキドキ!読書っていいもんですね~。

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