図書館だより

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■1月図書館カレンダー

▽利用案内
開館日時：火曜日～日曜日午前9時30分～午後6時
休館日：毎週月曜日(月曜日が祝日のときはその翌日も)　祝日、月末図書整理日、年末年始、蔵書点検日
※町見公民館・瀬戸町民センター・三崎公民館で図書と雑誌の予約受取・返却ができます。

■新着図書
新しく購入した本は図書館ホームページからもご覧いただけます。

▽一般書
『ひまわり』新川帆立/著
『朝比奈さんと秘密の相棒』東川篤哉/著
『森田繁子と腹八分』河崎秋子/著
『眠れない夜のために』千早茜/著
『争いばかりの人間たちへ』山極寿一/著
『いのちの車窓から2』星野源/著
『台所で考えた』若竹千佐子/著
ほか

▽児童書
『ミーコ』長谷川義史/作
『こいぬのがっこう』きたむらさとし/作
『Love Letter』くすのきしげのり/作,松本春野/絵
『ぼくがここに』まどみちお/詩,きたむらさとし/絵
『72時間生きぬくための101の方法』夏緑/著
『本当に危ない闇バイトの話』廣末登[ほか]/監修
ほか

■ピップスおはなし会のご案内～1月のおはなし会～
『モウ半分、クダサイ』愛川晶/著(中央公論新社)
日時：18日(土)午後1時30分～
場所：図書館　おはなしコーナー
対象：どなたでも参加できます
※今年度から第3土曜日に変更になりました

読書週間期間中の11月3日、プラバンを使った工作教室を行いました。たくさんのご来館ありがとうございました。

■図書館長のススメ!
『モウ半分、クダサイ』愛川晶/著(中央公論新社)

読者の皆さん、新しい年の始まりです。今年も能動的に沢山の本に触れて行きましょう。私事ですが最近「絵本」に興味を持ち始めました。今後、機会があれば紹介したいと思います。楽しい一年にして行きましょう。
今月の推奨本は愛川晶先生の「モウ半分、クダサイ」です。この作品は作家生活30周年記念という事で先生「十八番」の落語ミステリーです。ただ、まぬけな小僧等の笑い噺ではありません。物語の中に出てくる「もう半分」は「三遊亭圓朝師匠」作の怪談噺です。今の季節に怪談噺、冗談じゃないよ。と思うかも知れませんが、ご容赦ください。
落語の演目「もう半分」について興味のある読者の方は是非YOUTUBE等でご確認ください。落語を聞くのもいいですよね。
西荻窪駅近くでバーのマスター「朝原洋介」。バーテンダーとしてはイマイチ。カクテルもほとんど奥さんが作っている状況で知識もスクリュードライバーのみといったもの。ある日、奥さんの気配りで早退出来ることになったが、まっすぐ家に帰らないのが男の性。そこで、帰り道「やきとり福嘉」に寄ることに。そこで昔のワルの時代を思い出し、《全身が震え出すような怖い思いがしたい》と思った時、隣に座った客から「ご案内しましょうか」の声、不思議な「寄席」への招待を受けた。そこに現れた師匠の高座を聞くうちに、どうも内容が・・・。身も凍るような内容に震えが止まりません。なぜ師匠がこんなことを・・・謎が深まります。
後半の「キミガ悪イ」で全てが解決されます。落語を基本としているため、従来の刑事や探偵が出たり、殺人事件が起きる訳ではないですが、じわじわした怖さがあります。
落語だけに最後はどんなオチが待っているのでしょうか。是非、図書館で借りて読んでみてください。