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自治体の皆さまへ

年頭のごあいさつ(2)

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愛媛県伊方町

■伊方町教育委員会教育長 中井雄治
謹んで新年のお慶びを申し上げます。
町民の皆様には、平素より伊方町教育の充実・発展に深いご理解と多大なるご支援を賜り、心より感謝申し上げます。
令和6年は新年から能登半島地震などがあり、世界情勢も戦争や紛争など不幸な出来事が起こりました。変化が激しく、予測が難しいといわれるこの時代に、子どもたちも、大人も「たくましく生きぬく力」を身に付けていく必要があります。伊方町教育委員会は、その力を身に付けていただくための支援に努めてまいります。
学校教育では、学力や体力の向上、個別最適な学びや一人一人のニーズに応じた支援などを推進し、教育の質の向上を図り、「教育で選ばれる町」をめざしています。その取組の例として、まず、全ての小中学校で、ふるさとを愛しふるさとの力になる子どもの育成、地域と共にある学校づくりに努めています。また、次代を担う子どもたちに求められるICT(情報通信技術)教育については、小学校でのプログラミング授業の位置付けや、全中学校のロボットコンテスト参加など、その充実を図っております。英語教室や海外語学研修、英語検定受検料の小学校高学年からの無料化など、グローバル教育の整備・充実にも取り組んでいます。
社会情勢に鑑み、保護者の皆様の教育費負担軽減のため、給食費の半額補助などに加え、新たに町内在住の高校生に修学支援事業も始めました。
生涯学習・スポーツでは、防災・減災教育と人権教育の観点から、様々な講演会などで啓発活動を行いました。また、佐田岬マラソンは、皆様のご支援により1000人近くの参加がありました。eスポーツや軽スポーツ(ボッチャ・カローリングなど)の普及活動を行い、誰でも手軽にスポーツを行う環境づくりにも努めています。開館して一年半近く経過した「伊方町文化交流施設_佐田岬半島ミュージアム」は、十二月十日までに交流施設全体の入場者は175564人。ミュージアム入場者は18620人であり、今後も広く活用していただくよう努めてまいります。
ご承知のように伊方町の最も大きな課題は人口減少対策であります。子どもたちの教育の充実のため、「伊方町学校再編計画(第二次)」を策定いたしましたが、現在、この計画を基に、九町小学校と伊方小学校の学校統合について、関係の保護者の皆様、町見地区の皆様に再編推進のご理解をいただき、進めているところです。今後も、丁寧な説明と、ご理解をいただきながら、子どもを第一に考え、より良い教育環境となるよう学校再編を進めてまいります。
また、中学校の部活動の地域移行や地域文化の減退などの課題につきましては、様々な試みを行っているところです。
皆様には、今後とも伊方町の教育行政に深いご理解とご協力をお願い申し上げますとともに、幸多き年になりますよう心からお祈り申し上げます。

謹んで新年のお慶びを申し上げます
教育長職務代理者 藤川 美喜
教育委員 衟元平
教育委員 西村美重
教育委員 玉里英一

※「藤川」の「藤」は環境依存文字のため、置き換えています。正式表記は本紙をご覧ください。

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