■ジョンソン アンドリュー・ブレイディ
ヤヌス、1月の父
英語では1月をJanuary(ジャニュアリー)と呼びます。他の11の月と同様、ジャニュアリーの起源は古代ローマに遡り、あらゆる物事の始まりと終わりを司る神とされているヤヌスに由来します。ヤヌスは2つの顔を持つ神で、後頭部で結ばれ、それぞれが外側を向いています。ローマ人は人生の岐路に立った時、ヤヌスに訴えました。
新年の祝賀は、人が新たな経験をしたり、より高い目的に専念したりするために足を踏み入れる門と思われまていて、誓いを立てるのに理想的な時期です。ローマ人は、この門をくぐるとき、その敷居の上にいるヤヌスに誓いを立てました。彼らは、学ぶこと、自分の欠点を改善すること、仕事、地域、国、あるいは家族のためにもっと献身することを約束しました。
ヤヌスは後ろ向きの顔で彼らの過去を知り、前向きの顔で彼らの未来を見ることができたからでした。新年の抱負を立てるという習慣は長く続き、私たちはそれを今日まで持ち続けています。最も一般的なのは、減量や健康増進ではないでしょうか。実際、毎年1月になると何百万人もジムの会員に登録し、経営者たちは、サケの産卵を下流で待つクマのように、その急増を期待にしています。熱心にジムに通う私は、この現象を何回も目の当たりにしてきました。毎年、1月になるとジムは新規客で溢れかえり、3月になったら、彼らはまるで幽霊のように消えてしまうのです。減量に限らず、新年の抱負を実行できない人は少なくないと思います。それはなぜそんなに難しいのでしょうか?年が変わると同時に自分を変えようとするのが本当にベストなのでしょうか?その答えはわかりませんが、伊方スポーツセンターの前にヤヌス像を建てれば、私たちの誓いが長く続くかもしれません。
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