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教育News(ニュース)

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愛媛県伊方町

教育Newsでは、伊方町教育委員会の取組や情報、各学校の紹介や教育関係行事等をお知らせします。

■創立150周年記念を振り返って
伊方町立伊方小学校 宮田伸一

令和6年度も残すところ3学期のみとなり、今年度を振り返ると伊方小学校においては、創立150周年記念事業に尽きると感じます。私なりに記念事業を振り返ります。
私は、元来校歌が大好きです。今でも、小学校・中学校・高校と母校の校歌を歌うことができます。歌うと当時の様々なことが思い出されます。伊方小学校の校歌も素敵です。今回は、記念式典がメインとはなりますが、式典の締めくくりにも1・2年生の紹介により会場全員で校歌を高らかに斉唱しました。
次に、式典では、児童代表の言葉を6年生中田羽乃さんがはつらつと発表しました。一部引用「伊方小学校は、遠くむれなの昔から、雨にも風にも負けないで、150年間という時を歩んできました。今、わたしたちは、この伊方小学校で、安全に登校し、タブレットを使って学習し、プールで泳ぎ、校庭で走り回り、楽しい学校生活を送っています。」決意に満ちた響きで読み上げ、聞いていた私たちも、この日を共に迎えた喜びと決意で心新たにしました。
話は変わりますが、キャラクターの「きらり」は人気が高いです。多くの児童が記念キャップをかぶり登下校しています。また、中休みや昼休みなども校庭で多くの姿を見掛けます。これに留まらず、私たちをやさしい気持ちにしてくれる「きらり」は、事務用の学校用封筒にも活用されており、今後皆様の目に触れる機会があるかもしれません。乞う御期待ください。
最後に、伊方小学校校歌は「世界の友と 手をつなぎ 元気に進もう 伊方小」で締めくくられます。現在の伊方小学校の地域の方々が、この節目に当たり、原点の校歌の体現者となられんことを祈念して筆を置きます。私自身も一歩でもそこに近づけるよう前進します。

■小学校・中学校でのプログラミング教育~これからの社会を生き抜くために~
今日、コンピュータは私たちの生活の様々な場面で活用されています。スマートフォンやパソコン、家電や自動車など身近なものの多くにコンピュータが内蔵されており、経済活動や生産活動等、生活になくてはならないものになっています。それにともない、あらゆる活動において、コンピュータなどの情報機器やサービス・情報などを適切に選択・活用していくことが不可欠な社会となってきています。
これからは、インターネットや人工知能の活用などが、社会を大きく変えていくことが予想されます。コンピュータをより適切かつ効果的に活用していくためには、その仕組みを知ることが重要です。コンピュータは人が命令を与えて動きますが、この命令が「プログラム」であり、命令を与えることが「プログラミング」です。プログラミングを知ることにより、主体的に活用したり、社会における身近な様々なものの仕組みを理解したりすることにつながります。プログラミングの能力は、将来の社会で活躍できる要素となり、新たな価値を創造することが期待できます。
このように、コンピュータを理解し上手に活用していく力を身に付けることは、あらゆる活動においてコンピュータ等を活用することが求められるこれからの社会を生きていく子どもたちにとって、極めて重要なことであると思います。こうしたことから、新しい学習指導要領では、小・中・高等学校を通じてプログラミング教育を行うこととしております。
伊方町では、それ以前から情報通信技術を活用した教育の重要性を把握し、県下でも最も早い平成27年度から順次、全児童生徒に学習用タブレットを導入しました。また、伊方中学校では20年以上前からロボットコンテストに参加し、全国大会出場など優秀な成績を収めております。
新学習指導要領が実施されてからは、小学校では、算数や理科、総合的な学習の時間などを活用して、プログラミングの授業を行っております。そして、令和5年度からは町内の5年生の総合的な学習の時間で、町独自で購入した機材を使って、プログラミングの授業時間を2時間以上設定して学習しています。専門の講師のもとで学習することができ、基礎的な知識・理解や児童への興味付けに役立っています。
中学校では、技術・家庭の時間にプログラミングの授業が位置付けられており、プログラミングの基礎を学習しています。伊方中学校が例年「創造アイデアロボットコンテスト全国中学生大会愛媛大会」に出場しており、昨年度も予選を勝ち抜き、中四国大会に出場しました。瀬戸中学校は昨年度から、三崎中学校は今年度から参加しており、町内全ての中学校が、学習したプログラミングの知識を生かす場として、ロボットコンテストに出場するようになりました。今年は、伊方中学校8チーム、瀬戸中学校2チーム、三崎中学校5チームが県予選に出場しました。そして、制御部門で三崎中学校の「Misaki Girls1」チーム(中村媛華さん・山崎愛莉さん)が中四国大会に進出し、全国大会出場まであと一歩と健闘しました。
参加した生徒たちは、ロボットコンテストへの参加の過程で、プログラミングの能力を向上させるとともに、ものづくりや創造する楽しさを味わっていました。
課題として、社会教育の中で、希望すれば自分で自由に学べる機会や場所が提供できるようになればと考えております。
子どもたちにとって、生きるために不可欠な知識や技術を学び手に入れることは、変化の激しい社会の中で、たくましく生きていくための力となります。伊方町教育委員会は、そのような環境づくりに努めています。

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