文字サイズ
自治体の皆さまへ

特集 スポーツは一生涯。 -世界一に学ぶ、健康の秘訣-

3/45

愛媛県八幡浜市

8月2日から11日にかけて行われた世界マスターズ水泳選手権2023九州大会(主催世界水泳連盟)。標準タイムを突破した選手しか出場できないこの大会で、市内在住の宇都宮繁秋さんが優勝という快挙を果たしました。75歳~79歳部門の200m平泳ぎに出場した宇都宮さんは、持ち味のスタミナを存分に発揮し、ずっと目標にしていた自身初となる世界一の座を掴みました。
今回の快挙は、練習の積み重ねだけではなく、普段の体調管理があって達成されたもの。75歳を迎えても背筋がピンと伸びた宇都宮さんの姿からは、私たちがいつまでも健康に暮らすためのヒントがありそうです。
そこで今回の特集では宇都宮さんの快挙の裏側や、健康の秘訣を本人にインタビューしました。
今日からあなたも健康暮らしの第一歩を踏み出してみませんか?

■宇都宮繁秋さんに聞く健康生活のヒント
○世界一、おめでとうございます!
宇都宮さん(以下、敬称略):ありがとうございます。37年ぶりに日本で開催される世界大会だったので、絶対にメダルを取りたいと意気込んでいました。良い結果を残せて嬉しいです。

○姿勢がとても若々しいですね。練習はどれくらいされるんですか?
宇都宮:練習は週に2~3日、1回あたり1~2時間くらいです。大会前だと週4日くらい泳いで自分を追い込んでいます。
練習量を距離で言うと1回あたり大体3kmほど。「年間で365km以上は泳ごう」と意識して練習をしています。いつも練習ノートをつけていて、昨年は年間で415km泳いでいました。
実は、62歳の時に坐骨神経痛で膝を痛めてしまってからは、スピードが出なくなってしまって…。その代わり、スタミナを武器にレース後半で勝負するために、より多く練習するようにしています。

○しんどい練習を続けるために、大切にしていることはありますか?
宇都宮:なにかを頑張る時に大切なのは、やっぱり「目標」でしょうか。私の場合、「次の大会で勝ちたい!」という気持ちのおかげで、しんどい練習も頑張れます。日々の小さな目標は、健康に暮らすためにも大切なことかもしれませんね。

○水泳以外の普段の生活で意識していることはありますか?
宇都宮:とにかく病気をしないことですね。水泳を続けるために、睡眠・食事・適度な運動はいつも心がけるようにしています。
ただ、今の健康な体はいつも食事などで気を配ってくれている妻のおかげです。いつも支えてくれる妻には感謝の気持ちでいっぱいです。

○世界一という快挙の裏側には厳しい練習だけではなく、奥様の支えもあったんですね。最後に、次の目標はなんですか?
宇都宮:秋は大会がたくさんあるので、そこを意識して練習しています。特に、10月末に地元・愛媛県で開催される「ねんりんピック」でメダルを取るために、今年は例年以上に気合いを入れています。
また、少し先の長い話になりますが、日本マスターズ水泳選手権の連続出場回数も8回まで伸ばしているので、まずはあと2回頑張って10回連続出場の表彰を受けることも目標ですね。
水泳は私の生きがいの一つ。これからも泳ぎ続けて、健康に長生きしたいです。

宇都宮さんのご活躍をこれからも応援しています!
ありがとうございました!

Profile…宇都宮繁秋(うつのみやしげあき)
西宇和郡三崎町(現伊方町)生まれ。現在は保内町川之石に在住。
県立三崎高校の在学中に水泳を始め、高校教員時に出場した国民体育大会や、日本マスターズ水泳選手権、ねんりんピックなど数々の全国大会で入賞。
県外大会の後の楽しみは、「応援についてきてくれる妻との旅行」と笑う愛妻家の75歳。

■今日からできる、健康生活のポイント4選
(1)規則正しい睡眠を心がけよう!
(2)食事は栄養バランスを考えて3食たべよう!
(3)暑い時間帯を避けて、散歩など適度な運動を!
(4)定期的な健康診断を受けよう!

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU