つなぐ・つながる ～八幡浜市いじめ対策委員会～

37／42

市内の小・中学校では、児童生徒の健全育成やいじめ・不登校の未然防止を図るために、家庭や地域、関係機関とのつながりを深めてきました。その取り組みを隔月で紹介します。

■地域とつながる交通安全教育
～八幡浜自動車教習所との連携を通して～　保内中学校

保内中学校の校区内には、運転免許取得を目指す方に、安全運転の心構えや技術を指導する八幡浜自動車教習所があります。この身近な専門的な事業所との連携を活かし、昨年度5月に自動車教習所と協力した交通安全教室を実施しました。
本教室では、八幡浜自動車教習所の講師の方から、保内中学校周辺の道路状況を歩行者目線と自動車の運転者目線の両方の立場から撮影した写真を使用して、安全な歩行の仕方や自転車の運転の仕方について分かりやすく指導していただきました。
参加した生徒からは、「歩行者と運転者の目線の違いに驚いた。」「普段は交通標識を全く意識していなかったけれど、安全に自転車を運転したり、歩行したりするために標識を見るようにしていきたいと思った。」等の感想が出ました。
この教室を通して、生徒たちはこれまでの自分の行動を振り返り、改善点を見つける貴重な機会を得ることができました。
今年度は、1年生に実施している自転車教室に保護者や地域の方の協力を得て、より充実した内容にすることを検討しています。
保内中学校の生徒たちは、普段から地域の方に見守られ、登下校や自転車の乗り方について温かい指導を受けています。今後も関係機関や地域の方々と連携し、生徒が安心・安全に過ごせる環境づくりに努めていきます。