■市制20周年を迎え「わくわくする八幡浜」へ
明けましておめでとうございます。市民の皆様におかれましては、希望に満ちた新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
○災害に強いまちづくり
昨年を振り返りますと、元日に家族団らんを襲った石川県能登半島地震では最大震度7を観測し、目を覆うばかりの光景がテレビから映し出されたことを思い出します。本市からも市立病院の災害派遣医療チームDMATが迅速に出動し、続いて、避難所運営支援や市所有トイレカーの貸し出し、要支援者への家庭訪問活動のために職員を派遣しました。
また、8月には、宮崎県南部で震度6弱の地震が発生しました。震源地は南海トラフ地震の想定震源域内で、巨大地震発生の可能性が平常時に比べて相対的に高まっているとして「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」が発表され、日頃からの地震への備えに加え、地震が発生したらすぐに避難できる準備の必要性を再認識させられたところです。
突然の災害から市民の命と財産を守り、また、被災後の早期復興に繋げるため、現在、愛宕山プロジェクトおよび無電柱化プロジェクトを進めており、自主防災会とも連携しながら、災害に強いまちづくりを推進していきます。
○わくわくする八幡浜始動
今年3月28日で市制施行20周年を迎えます。合併当時、私も一議員として新八幡浜市制スタートの喜びを市民の皆様と分かち合い、そして今、市長として節目の年を迎えることに感慨深い気持ちになります。しかし、人口減少という大きな問題に歯止めはかかりません。その時代や環境の変化に対して、現状をしっかり見極めながら、子育て支援、地域づくり、人づくり、安全安心なまちづくり等、市民との対話の中から方向性を見出し、市民の声が市政に反映するまちづくりに努めてきました。
昨年、明るく、元気で楽しいまちづくりとして期待の高い「四国電力跡地プロジェクト」および「八幡浜港みらいプロジェクト」についてとりまとめ、全体像を公表しました。四国電力跡地には、市民から特に要望の多かったファストフード店であるマクドナルドが、プロジェクトの先陣を切って10年ぶりにオープンし、隣接地には、八幡浜児童センターの移転新築、また、民有地へのホテル誘致にも取り組みます。いよいよ今年は「わくわくする八幡浜」に向けたまちづくりが本格化する年となります。皆様と共に、夢をプランに、プランを現実に繋げていきましょう。
結びに、皆様にとりまして、夢と希望に満ちた1年になりますよう心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶とします。
八幡浜市長 大城一郎
■魅力ある議会をめざして全力を尽くす
新年明けましておめでとうございます。市民の皆様におかれましては、健やかに新春をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。また、日頃より、市議会活動に対しまして、格別のご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
○2024年の歩み
昨年は、1月1日に能登半島地震が発生し、復興が思うように進まない中、豪雨災害に見舞われるなど、多くの尊い命が犠牲となりました。自然の驚異の前に、人間の無力さを感じられた方も多くおられたことと思います。
そのような中、私たちを元気づけてくれる明るい二ュースもたくさんありました。ドジャース大谷選手の前人未到の50-50達成とチームの世界一。
7月にはパリオリンピックが開催され、日本人選手の活躍に、眠い目をこすりながら応援する日々だったことも印象に残った事柄の一つです。
本市においては、11月に待望のマクドナルド八幡浜店がオープンし、地域活性化の一助につながる施設が誕生しました。また、12月には、八幡浜工業高校の生徒二人によるトルコ共和国で開催された国際ロボット競技大会WRO2024において、世界一に輝く快挙を成し遂げてくれたこと。おめでたいニュースに心も弾み、元気をいただきました。
○魅力ある議会をめざして
市議会といたしましても、早いもので前回の無投票による当選から3年5か月が経過し、改選の年を迎えました。3年前に実施した「八幡浜市議会に関するアンケート」で多くのご要望をいただいた「市長と市議会議員の同時選挙」について、今一度協議を重ね、より良い結論を導き出せるよう取り組んでまいる所存です。
また、子どもたちや若い世代の方々への「主権者教育」については、具体的な取組みに向けて、準備していきたいと思っています。新たな年を迎え、市議会の役割と責任の重さを自覚し、さらに魅力ある「ふるさと八幡浜」となるよう、全力を尽くしてまいりますので、温かいご支援ご協力をお願い申し上げます。
結びに、新しい年が活力にあふれ、市民の皆様にとりまして、輝かしい年となりますよう心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。
八幡浜市議会議長 佐々木加代子
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