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愛媛県内子町

■寒い冬は、健康な人でも要注意――「ヒートショック」を予防しましょう
ヒートショックとは急激な温度変化によって血圧が大きく変動し、心臓や血管の疾患が起こることをいいます。特に多いのは寒い冬の入浴時です。暖房の効いた部屋から寒い脱衣所へ行ったり、逆に寒い浴室から40℃を超える湯に漬かったりすると、血圧が急激に変化します。場合によっては脳に一時的に血液が回らなくなり、失神や心筋梗塞、脳梗塞につながる恐れもあります。
ヒートショックは誰にでも起こります。特に高齢者は血圧を調節する機能が低下するため注意が必要です。また高血圧や糖尿病などで動脈硬化のリスクが高い人、肥満や不整脈の人なども、血圧変動の影響を受けやすくなります。次のことに注意してヒートショックを防ぎましょう。

◇ヒートショックを防ぐ7つのポイント
(1)風呂に入ることを家族に伝える
入浴中に異変があったら、早く発見してもらうことが重要です。体調が悪くなった場合を想定し、入浴の前後には家族に声をかけましょう。
(2)入浴前後に水分補給をする
入浴中は汗で体の水分が失われ、血液がドロドロになって脳梗塞などを起こしやすくなります。入浴前後にコップ1杯程度、水分を取りましょう。
(3)脱衣所や浴室を暖める
脱衣所は暖房器具で暖めておきましょう。湯を張るときは風呂のふたを開け、シャワーで壁に湯をかけたりして、浴室も暖めましょう。
(4)湯の温度は41℃以下
体温が急上昇しないよう、湯の温度は41℃以下にしましょう。意識付けのため、温度計などで計って「見える化」するのがおすすめです。
(5)湯舟に漬かる前にかけ湯をする
心臓から遠い足先から肩まで湯をかけて体を慣らしましょう。かけ湯をすると心臓への負担が減り、血圧の急激な変動を防ぐことができます。
(6)湯に漬かる時間は10分まで
長時間湯に漬かると、熱い湯でなくても体温が上昇します。血管が拡張して血圧が下がりすぎることもあるので、長湯は避けましょう。
(7)浴槽から急に出ない
湯船から出るときも寒暖差に注意が必要です。水圧で圧迫された血管が拡張し、ふらつくこともあります。手すりなどを持ち、ゆっくり出ましょう。

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