TOWN’S STAR 内子町の人☆キラリ

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■400株の花文字でおもてなし
三瀬　フミ子さん(81)(新川町)

凧博物館前の河川敷を彩る「凧の里」、「紙の町」の文字。花いっぱいのメッセージが道行く人の心を和ませています。作るのは近くに住む三瀬フミ子さん。「凧博にたくさんの人が来るから、きれいな花で出迎えてあげたい」と、ほぼ毎日、花壇の草引きや花の手入れをしています。初めは草と石だらけで、耕すのに3カ月もかかりました。文字のバランスは道路の上から見て何度も調整。三瀬さんは「もう少しきれいにしようとコツコツ続けて8年目。今が一番きれい」とにっこり。花の数も400株まで増えました。
この活動に心を動かされ、花植えや景観づくりをする人たちも増えました。同じ河川敷にヒマワリを植える北福章弘(あきひろ)さんはその一人。「毎日毎日、何時間も一人で作業する姿に心を打たれ、自分も何かしたいと思った。尊敬する生き方」と慕います。三瀬さんは「隣近所で助け合うことも増え、今の生活がより楽しくなった。皆さんのおかげ」と感謝の言葉を返し、「元気なうちはみんなと一緒に花を植え続けたい」と優しい表情を浮かべました。