住人十色 第167回

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■選手のプレーを支えて38年　高齢者の祭典に審判員(アンパイア)として初参加
泉　隆一郎(りゅういちろう)さん(63)[大岡]

(一社)愛媛県軟式野球連盟大洲支部の審判長を務める泉隆一郎さん。10月29日から内子町で開かれる「ねんりんピック愛顔(えがお)のえひめ2023」の軟式野球交流大会に協力審判員として参加し、選手の活躍を陰で支えます。
泉さんは25歳の時にアマチュア野球公認審判員の資格を取得。きっかけは選手として出場した試合で誘われたことでした。「昔から野球をプレーするのも見るのも好きだった。今では大洲支部で一番の古株」と笑います。現在は同支部の指導員でもあり、他の審判員と共に技術を高め合っています。大会が始まると毎週のように試合が続く生活に「家族の理解と仲間の存在があったから続けられた」と感謝の気持ちを口にします。
ねんりんピックは主に60歳以上が出場する全国大会です。泉さんは昨年開かれたリハーサル大会で、自分と同年代の選手の試合をジャッジしました。「年齢を重ねても野球への情熱は一般の大会と同じか、それ以上。一球に対する集中力の高さが伝わってきた」と話します。本番に向けて「怪我なく楽しんでもらうのが一番。全国の皆さんに『内子でやれてよかった』と言ってもらえるよう、気持ちを込めて取り組みたい」と語りました。