■山の暮らし方をプロに学んだ2週間 県外3人が小田地域でインターン
田舎暮らしを体験しながら森のなりわいを学ぶ「ムラ暮らしインターン」((一社)九州のムラ主催)が9月25~10月8日、小田地域で行われました。県外から3人が参加し、内子町森林組合などからチェーンソーの使い方や木工品作りを教わった他、重機の運転なども体験。西尾明子(あきこ)さん[高知県]は「森の仕事に興味があり参加した。木を通じた多くの人のつながりを実感できた」と話しました。
■大人も子どもも、林業をもっと身近に――森林組合が「林業まつり」を開催
「林業まつり」(内子町森林組合主催)が10月1日、内子東自治センターで開かれました。山の管理方法を学ぶ「もりづくり相談所」やチェーンソーの無料点検などの林家向けのコーナーの他、丸太切りや火おこし体験などもあり、大人も子どもも楽しめる催しとなっています。林業機械のラジコンで遊んだ藤永大輝(たいき)さん(内子小4年)は「小さい丸太を掴んだり運んだりして楽しかった」と満足そうでした。
■見て知って、やってみて 子どもたちが文化に触れた1日
子どもたちに文化活動の魅力を知ってもらおうと「こども文化体験教室」(内子町文化協会主催)が10月7日、共生館で開かれました。剣詩舞や玉すだれなど10教室に、小学生ら延べ236人が参加。興味のある演芸や創作活動を楽しみました。初めて大正琴を演奏した脇坂茜音(あかね)さん(天神小2年)は「手の動きが難しかったけれど、いっぱい弾いて上手になった。またやりたい」と笑顔でした。
■防災に役立ち、二酸化炭素も削減「太陽光発電+蓄電」を学ぶ学習会
再生可能エネルギーの活用法を学ぶ「第1回内子エネルギー塾」が10月7日、内子東自治センターで開かれました。(株)武田林業の武田惇奨(しゅんすけ)さんが講演し、持ち運びできる小型の太陽光パネルや蓄電池を、停電時に利用する事例などを紹介。参加した城廻自治会長の長岡靖人(やすひと)さんは「知識や道具などの備えがあれば、いざというときに安心。避難所にも取り入れられたら」と関心を深めていました。
■小田出身・冨永昌敬監督による待望の新作『僕の手を売ります』が公開決定
小田地域出身の映画監督・冨永昌敬(まさのり)さんが手がける新作ドラマ『僕の手を売ります』の撮影が、4月11~15日の間、内子町内でありました。俳優のオダギリジョーさんが演じる主人公が借金返済のために奔走する物語で、小田商店街などのシーンでは地域の皆さんもエキストラで登場します。作品は動画配信サービス「FOD」と「Prime(プライム) Video(ビデオ)」で、10月27日から公開されます。
◇Special Message 冨永監督から内子町の皆さんへのメッセージ
町内での撮影を支えてくれた「どい書店」の皆さん、ロケに協力してくださった地元の皆さんに心から感謝します。撮影は4月中旬に、道の駅せせらぎから商店街、森林組合周辺、立石地区、知清公園で行いました。撮影を終えた翌日、小田地区のソフトボール大会を見に行きました。そこで会った同級生や先輩から「今、撮影しよんか」「いつ見れるんぞ」「がんばれよ」と激励を受けたことは、うれしい思い出になりました。
映画館のない小田で生まれ育ったのになぜか映画監督になり、近年はドラマも撮るようになりました。小田で、内子で撮りたいと思い始めたのは5年前、父が他界したことで故郷とのつながりを強く意識するようになったからです。映画やドラマの舞台という観点から故郷を振り返ったとき、この町で撮りたい物語が自分の中にいくつも立ち上がってきました。父は地元を楽しく盛り上げることを好んだ人でしたので、その気持ちを僕なりの形で継いでいきたいと思います。次の目標は内子町を舞台に映画を撮って、町内で上映会を開くことです。皆さん、どうぞよろしくお願いします。
■200人が食欲の秋を堪能 田舎の味を楽しむ「長田食の文化祭」
「長田食の文化祭」(長田自治会主催・太田利栄(としえ)会長)が10月15日、お山の学校ながたで開かれました。釜揚げうどんや手作りピザ、こんにゃくなどが販売された他、昔ながらの米粉団子汁を無料で提供。フラダンスの披露などもあり、約200人の来場者で盛り上がりました。太田さんは「皆さんの支えのおかげで4年ぶりに開催できた。たくさんの人が来てくれてうれしい」と喜びました。
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