■心を一つにつかんだ全国への切符 それぞれの思いを胸に奏でるハーモニー
伊予高等学校吹奏楽部の皆さん
伊予高等学校吹奏楽部が「第71回全日本吹奏楽コンクール四国支部大会」に出場し、高校生A部門で見事金賞を受賞。同校で4年ぶりとなる全国大会出場を決めました。町内からは5人の部員が初めて、憧れの舞台に挑みます。
「全国に行きたくて入部した。達成できてうれしい」と、1年生の武知奈央(なお)さんと坂見風香(ふうか)さんは喜びを口にします。演奏する課題曲「レトロ」と自由曲「シンフォニエッタ第5番『火焔(かえん)の鳥』」は、場面で曲調やリズムが変わり、全員で息を合わせるのが難しい曲。練習を重ねて迎える本番へ、同じく1年生の藤川咲(さき)さんと有本初葵(はづき)さんは「皆さんに楽しんで聴いてもらえる演奏をしたい」と力を込めます。
打楽器を担当する2年生・入江來未(くるみ)さんは、高校から吹奏楽を始め、地道な練習で少しずつ技術を身に付けてきました。上達の励みは去年、先輩にもらった新しい「楽器ノート」です。「部員が日々の学びを書き留めるもので、先輩から『打楽器で一番成長したね』と添えられていて。これを見るたびに頑張れる」と入江さんは笑います。大会に向けて「本番の12分間を楽しんだもの勝ち。全力を注ぎたい」と笑顔で語りました。
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