■海の魅力を伝えるプレゼンテーション 人と魚との「絆」でつかんだ全国2位
大西寅ノ介(とらのすけ)さん(長浜高等学校1年)[内子4]
中高生が海の魅力を発表する「海の宝アカデミックコンテスト2023全国大会」が11月4日に開かれ、長浜高等学校水族館部がマリン・カルチャー部門で第2位となる「おとひめ賞」を受賞しました。
発表テーマは「人心あれば魚心」。同級生3人のチームで班長を務めた大西寅ノ介さんは「ことわざの『魚心あれば水心』にちなんで、人と魚も寄り添い続ければ心は通うという思いを込めた」と説明します。同校には全国初の校内水族館があり、部員たちが生き物の世話や一般公開などの管理・運営を担当します。「魚との距離が近い僕たちの活動から、人と魚との絆が伝われば、海を大切にすることにもつながる」と大西さん。発表では、前例が少ないイシダイショーでの苦労や、サザナミフグが心を開いて近寄ってきた話などを紹介。会場の反響は大きく「緊張したけれど、やり切った」と胸を張ります。
大西さんは幼い頃からの魚好き。「小学生の時に買ってもらった、魚の漢字が書かれた下敷きが宝物。使い込んでぼろぼろなので、同じものを買い直した」と笑います。最後に「魚への興味は尽きない。これからももっと研究して、将来は水産養殖研究センターで完全養殖に挑戦するのが夢」と目を輝かせました。
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