お元気ですか

30／35

■病気は「治す」から「防ぐ」時代へ年に1回は健診を受けましょう
皆さんは毎年健診を受けていますか。特定健診の主な目的は、糖尿病や高血圧などの生活習慣病になっていないかを調べることです。健診を受けると検査結果を数値で確認できるので、どんな病気になりかけているのかが分かります。
今回は健診についてよく聞かれる質問に答えます。「健康だから大丈夫」と思わずに、健診のメリットを正しく理解して、毎年受診するようにしましょう。

◇健診に関するQ and A
Q1：特にどこも悪くないから、健診は受けなくていい?
A：生活習慣病は多くの場合、自覚症状がないまま進行します。心筋梗塞などの命に関わる深刻な病気を引き起こす動脈硬化も、初期ではほとんど症状がなく、気付いた時にはすでに重症化していることがあります。生活習慣病は進行すると完治させるのが難しいので、健診で早期に病気のリスクを発見することが重要です。

Q2：忙しくて時間がないんだけど、どのくらい時間がかかるの?
A：健診にかかる時間は1時間程度です。生活習慣病が重症化して入院や定期的な通院が必要になると、膨大な時間が拘束されることになります。たとえば糖尿病のため血液透析が必要になった場合、1回あたり4～5時間の治療を週3回受ける必要があります。健診で病気を早期発見できれば治療が軽く済むことも多く、治療にかかる時間や医療費を抑えることにもつながります。

Q3：定期的に通院していたら受診しなくても大丈夫?
A：通院中の人も健診を受けることで、治療中の病気以外の異常がないか確認できます。健診の結果、「特定保健指導」の対象になった人は、保健師や管理栄養士などによるアドバイスが受けられます。他にも健診結果に応じて保健センターの糖尿病予防教室などへ案内したり、病院と連携して支援したりするなど、生活習慣を改善するためのサポートをしています。

◇無料で健診を受けられます
特定健診は無料で受けられますが、事前の申し込みが必要です。4月初めに各世帯へ健診の案内を配布しますので、内容をよく確認して申し込んでください。いつでも予約・変更が可能なウェブでの申し込みもできます。

ホームページから健診内容の確認や、受診の予約をすることができます。