■本に親しむお母さんたちの憩いの場読書グループの例会が節目の500回
「あざみ読書会」の皆さん
読書グループ「あざみ読書会」の例会が令和5年4月、500回の節目を迎えました。昭和56年の発足から41年間、本に親しむ活動を続けています。
会の始まりは内子小学校6年生の親子読書活動だったそうです。子どもの卒業後、「親だけでも本に親しもう」と保護者が呼びかけ、「母親読書クラブ」としてスタート。当時のクラス担任だった山本陽子(ようこ)さんが、ずっと活動を見守ってきました。
現在の会員は9人。山本さんは「例会では全員で同じ本を読み、感想を話し合う。気心が知れているので何気ないおしゃべりの時間も楽しい」と笑います。本にまつわる場所を訪ねることもあり、大江健三郎さんの生家にみんなで行ったこともあります。活動の様子は毎月会報として発行。年に一度まとめる文集は41冊にも――。「会員の感想や近況などを記録しているので、参加できなかった月の様子もよく分かる。これも長続きの秘訣かな」と山本さんは振り返ります。
同会の会長を務める幸田寿美子(すみこ)さんは「同じ作品でも、年齢を重ねるとまた違った感動がある。これからもみんなで無理なく楽しく会を続けたい」と思いを語りました。
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