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住人十色 第164回

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愛媛県内子町

■伸びやかに、心も晴れやかに―自然体で臨む詩吟の四国大会
土居 美子(よしこ)さん(80)(内子21)

詩吟の腕前を競う「令和5年度全国吟詠コンクール愛媛県大会」が5月14日に松山市で開かれ、土居美子さんが一般三部で入賞し、7月に開かれる四国大会への出場を決めました。
土居さんは素山流(そざんりゅう)梅鳳会(ばいほうかい)内子支部に所属。週に1回、2時間ほどの練習を続けています。詩吟を始めたのは50歳を過ぎてからで、友人からの誘いがきっかけだそうです。「特別、歌が得意というわけではなかったけれど、声は大きいほう。初めて参加した練習で、他の会員の皆さんの前で恥ずかしがりもせずに大声で吟じたら、気持ちがスカッとしたのをよく覚えている」と笑います。
詩吟は漢詩などを伴奏に合わせて吟じるもので、独特の節回しが特徴です。土居さんは「詩の意味を思い浮かべながら、自分で強弱や緩急をつけたりして表現するのが大事。先生に教わった通りにしようと思うけれど、つい自分の癖が出てしまう」と、その奥深さを語ります。「四国大会への意気込みは特にありません。練習以上のことはできない、とは先生の言葉。ベテランの皆さんに混ざって出られるだけでうれしいこと。いつも通り慌てずに、気持ちよく吟じられたら」と穏やかに答えました。

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