TOWN’S STAR 内子町の人☆キラリ

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■喜びと感謝を胸に挑む、初の全国大会
井上幹雄(みきお)さん(五十崎中学校2年)[黒内坊]
愛媛フェンシングクラブに所属する井上幹雄さんは、県予選で3位に入賞し、全国大会への出場を決めました。練習は週に3回、松山市で仲間と共に腕を磨きます。「世界で戦う選手もいて、一緒に練習できてうれしい。強くて格好いい先輩たちは僕の憧れ。やる気が出るし、今はここでの時間が何より楽しい」と話す井上さんの表情から、フェンシングができる喜びと感謝の気持ちが伝わります。
実は井上さんはこの競技を始めてまだ1年半。最初は負けてばかりでしたが、ひたむきに努力と経験を重ねてきたことで、結果に表れるようになりました。コーチの佐々木聖(せい)さんは「練習に対して素直で真面目。今後の成長が楽しみ」と目を細めます。
一瞬の駆け引きが勝敗を分かつフェンシング―。井上さんは「全国大会では持ち味のスピードで相手の懐に思い切り飛び込みたい。どんな相手でも気持ちで負けたくない」と意気込み、「いい試合をしていつも支えてくれる両親やコーチに恩返しができれば」と前を見据えました。

井上さんの種目は「サーブル」。他の2種目と違い、「突き」以外に「斬り」の動作がある。「迫力ある動きで、攻撃が多彩なのも魅力」と教えてくれた