■地域の素材や伝統の技を生かしたこだわりの一品に出合える手仕事市
「IKAZAKI(いかざき)クラフトフェア」が8月24・25の両日、五十崎凧博物館で開かれました。木製食器やアクセサリー販売、ギルディング和紙制作の体験など、計20組がこだわりのものづくりを紹介。主催した五十崎商工連盟匠会の成田幸子(さちこ)さんは「作り手の発表の場であり、皆さんと交流し刺激をもらえる機会。手仕事の素晴らしさを伝え、みんなで残していきたい」と思いを語りました。
■共生館の開館30周年記念事業シリーズ 演技のプロに学ぶ「からだから考えるからだ」
ダンスなどの身体表現を学ぶワークショップが8月24日から9日間、共生館で開かれました。小学生向け、高齢者向けなど4講座に76人が参加。俳優の渡辺芳博(よしひろ)さん、振付師の下司尚実(なおみ)さんから、リズミカルに体をたたく遊びやチャンバラの表現、表情の作り方などを教わりました。劇団オーガンス団員の久保博樹(ひろき)さんは「こんな体の動かし方もあるんだ、と新鮮だった」と話しました。
■林業を見て、触れて、楽しんで 体験型イベント「ワンフォレ」開催
林業や森について楽しく学べるイベント「ワンツーツリーフォレスト」(同実行委員会主催、武田惇奨(しゅんすけ)委員長)が8月24・25の両日、ソルファ・オダスキーゲレンデで開かれました。7回目となる今回は過去最多の延べ1,200人以上が来場しました。参加者はグラップルでの丸太積み、高所作業車体験、林業機械シミュレーターなどでプロが行う作業に挑戦。他にも端材を使った木工ワークショップや、木のトンネルのフォトスポット、林業機械の展示・実演など森にまつわる多彩な催しがあり、子どもも大人も楽しみながら林業への関心を深めました。
第1回から参加しているという一宮昌海(まさうみ)さん(小学5年)[松山市]は「ミニシャベルのボールすくいが毎回楽しみ。格好いい機械を真近で見たり、乗ったりできる特別な時間。来年も遊びたい」と笑顔でした。武田さんは「林業の面白さ、木を切る以外にも多様な仕事があることを子どもたちに伝えたい。楽しい経験が将来、林業を志すきっかけになり、いつか一緒に仕事ができたらうれしい」と思いを語りました。
■12色のチョークが教室を彩る 新学期の子どもたちにサプライズアート
2学期が始まった9月2日、登校してきた天神小学校の児童を「黒板アート」が出迎えました。制作したのは近代日本美術協会理事の長野雅彦(まさひこ)さんと、四国中央市出身の日本画家・伊東正次(まさつぐ)さん。2人は夏休み明けの児童に明るい気持ちで過ごしてもらおうと、各学年の教室に夏の風景やトリックアートなどを描きました。色鮮やかな黒板に子どもたちは「すごくリアル」「どうやって描いたのかな」と思わず笑顔に。宮田悠加(ゆうか)さん(2年生)は「海の絵を見て爽やかな気持ちになった」と見入っていました。作者の意向で絵はその日に消され、児童らは名残を惜しみながら新学期に気持ちを切り替えました。
企画した長野さんは「子どもたちが笑顔になってくれたらうれしい。絵は消えても感動を心にとどめ、感性豊かに育って」と語りました。伊東さんは「黒板アートはもらう側も、贈る側もうれしいプレゼント。地域の皆さんもぜひ描いてみて」とほほ笑みました。
■国内シェア1位・県産マダイ、食べた~いメニュー開発に向けた県の食育教室
内子小学校5年生を対象に「魚食ワークショップ」が9月11日、同校で開かれました。料理研究家の中村和憲(かずのり)さんが「食材はうま味を掛け合わせると、数倍おいしくなる」と話し、マダイの三枚おろしを実演。切り身を昆布だしのしゃぶしゃぶで味わった児童は「新鮮でおいしい」と笑顔でした。今後はマダイを使うメニューを児童らが考案。1月に内子学校給食センター管内で提供します。
「うちこ往来」は身近な町の情報を伝えるコーナーです。皆さんからの情報をお待ちしています。
問合せ:総務課 広報・広聴係
【電話】0893-44-6151
<この記事についてアンケートにご協力ください。>