■尊敬する兄に続き全国を駆けた中学生 自分の走りを追い求めて、さらに上へ
松井想真(そうま)さん(内子中3年)[内子15]
松山市の陸上クラブ「ロドスターAC(アスリートクラブ)」に所属する松井想真さんが、10月に開催された全国大会「みんなでつなごうリレーフェスティバル」の4×100メートルリレー、「第55回U16陸上競技大会」の男子150メートルの種目に、愛媛県代表として出場しました。
松井さんにとって初出場の両大会。リレーでは第2走者を任され、「スピードがいる直線コースで、バトンをもらうのも渡すのも難しい。メンバー決定から大会まで約1カ月の短期間で、どれだけやれるかの勝負だった」と振り返ります。本番は思うような結果とはいかず「練習してきた自分の走りができるかが大事。学校のみんなや家族の応援と期待に応えられず悔しい」と唇を噛みます。
松井さんの大きな力になっているのが、2つ上の兄・悠真(ゆうま)さんの存在です。「兄も中学3年で全国に出場。走りに関する知識が豊富で、なぜこう動くのか、なぜその練習をするのかと常に考え、走りに活かしている。選手として尊敬できる人」と語ります。最後に今後の目標について「来年の国スポに兄弟そろって出場したい。そして弟としてではなく、一人の選手として見てもらえるよう、努力を重ねたい」と決意を胸にしました。
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