■夢と白球を追う女子中学生
片山心結(みゆ)さん(五十崎中学校1年)[駄場]
硬式野球チーム「大洲ボーイズ」に所属する片山心結さん。8月に広島県で開かれた「ボーイズリーグ鶴岡一人(かずと)記念大会」の女子の部に、中四国選抜チームの選手として出場しました。初めて参加した全国大会を「負けて悔しかったけれど、上を目指してもっと成長したいと思えるいい経験だった」と振り返ります。
片山さんの夢は女子プロ野球選手。小学6年生から同チームで本格的に野球を始めました。土・日の練習日には朝から晩まで、男子と同じ練習量をこなし、仲間と共に白球を追いかけます。片山さんは「男子は打球も投球も速い。力の差に、くじけそうになるときもある。でも夢に近づきたいから、負けてられない」と前を向きます。ひたむきに野球に打ち込む彼女の姿に、監督の髙岡学(まなぶ)さんは「今の努力の積み重ねが、いつか大きな力になるはず」とエールを送ります。
片山さんは「自主練習には父が付き合ってくれ、練習場までは母が送り迎えをしてくれる。いつも夢を応援してくれる両親に感謝の気持ちでいっぱい。いつか夢をかなえて恩返しがしたい」と笑顔で語りました。
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