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自治体の皆さまへ

秋が来た、内子の文化祭・農業祭(2)

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愛媛県内子町

■第35回小田の郷ふるさとまつり
11月2~3日 道の駅小田の郷せせらぎ他

◆子どもから大人まで、みんなに「ふるさと」を感じてほしい
実行委員長 西口邦彦(くにひこ)さん

ふるさとまつりには例年、松山市周辺に住む小田出身者の会「小田郷会」の皆さんを案内していました。会員は約500人。今年は前日までの台風の影響でバスをキャンセルせざるを得ませんでしたが、当日は自主的に多くの皆さんに会場に足を運んでもらいました。ふるさとの祭りとして楽しみにしてもらえていることをうれしく思います。
昨年からは内子高校小田分校の文化祭も同時開催しています。生徒らによる作品展示や、ステージでの英語劇の発表などもあり、大人たちから「すごいなあ」と感心の声が寄せられ大好評でした。子どもから大人まで、皆さんに「ふるさと」を感じてほしいですね。

○皆さんの心に残るふるさとの味を提供したい
水本初子(はつこ)さん[中田渡3]

JAえひめ中央小田ブロックの女性部で、うどんや赤飯のバザーを毎年担当しています。今年は準備から延べ50人以上が参加。抜群のチームワークを生かし、各持ち場を適材適所で決めて、今年も900食のうどんを無事に販売しました。本当に皆さんの協力があってこそ、感謝でいっぱいです。
小田名物といえば「たらいうどん」。柔らかいうどん、大豆とシイタケでとった出汁が、皆さんの故郷の味です。感染症対策のため、今はたらいではなくぶっかけうどんで提供していますが、80代のお客さんから「本当にそのままの味ですよ」と言ってもらい、うれしかったです。子どもの頃から食べてきた母の味は、ずっと心に残るもの。来年もふるさとまつりに帰ってきて、思い出を積み重ねていってほしいです。

■第16回うちこ文化祭
11月2~4日 内子自治センター

◆見ごたえのある作品の数々を楽しんでほしい
実行委員長 山本州一(しゅういち)さん

今年はだいぶコロナ前の状況に戻り、バザーやブラスバンド演奏などの催しを、ようやく全面的に実施することができました。うちこ文化祭では内子町文化協会内子支部の作品展示も行っていますが、同支部美術部の皆さんはこの日に向けて作品作りをしており、大切な発表の場です。今回も会場には書道や生け花、絵画、俳句など、素人の私が見ても「これはすごい」と思わされる力作が並びました。数は文化協会だけで160点以上、加えて保育園や小・中学校、高校からも集まっており、いくらでも時間がたってしまうほど見ごたえがありました。皆さんにぜひ足を運んでもらい、味わってもらいたいです。

○自治会を超えた交流もうちこ文化祭の魅力
徳田健市(けんいち)さん[内子7]

私たち中央自治会はバザーで焼きそばを350食用意しました。といっても男は荷物を運ぶくらいなので、女性部の皆さんの活躍があってこそです。売り上げは災害への備えとして自治会で蓄えることにしています。目的があれば販売にも力が入るもの。地域の皆さんに還元できる活動につながればと思っています。
今回は内子自治センター管内の多くの自治会から出品がありました。他の自治会の皆さんと交流できるのも、この祭りのいいところ。井戸端会議をして、それぞれのやり方を参考にさせてもらったり、悩みを共有したり――。うちは内子管内で一番規模が小さな自治会なので、今後も皆さんと一緒になってイベントを盛り上げていけるとありがたいです。

■立川地区文化産業祭
11月3日 立川自治会館

◆祭りは住民が集い、関われるコミュニティづくり
立川自治会長 寺岡久夫(ひさお)さん

立川文化産業祭といえば農産物品評会。今年は暑さもあってか出品数は少なめでしたが、立派な農産物が会場に並びました。また各区の皆さんが野菜などを販売した他、おなじみとなった軽トラ市、個人で普段販売されている食品や雑貨などの出店もありました。皆さんがそれぞれ会場に持ち寄り、楽しく盛り上がれる今の形があるのは、区長さんをはじめ地域のつながりがあるおかげだと思います。祭りで大切にしたいのは、皆さんが集まり、関われる場所であること。役員さんには苦労をおかけするけれど、やりだしたらやっぱり楽しいものです。大事なコミュニティの場として、やりがいのある催しを継続していきたいです。

○「またいいものを作りたい」と思わせてくれる
二宮秀明(ひであき)さん[立川袋口]

5年ほど前から農産物品評会に出品するようになりました。ホウレンソウ、ナス、白菜、ユズ、栗、ネギ――。品数はもしかすると一番多いかもしれません。今年は愛宕柿が金賞をもらいました。農業を50年以上していますが、最近は気候が変わって何を作るにも難しくなってきています。一生懸命育てたもので受賞するのは、やっぱりうれしいものです。またいいものを作らないといけないな、と張り合いが生まれますね。
近所には「二宮さんも出しているから」と、出す品物を増やした人もいます。こんな風にみんなで協力して、少しでも地域を盛り上げていけたらいいですね。今年は忙しくて会場には行けなかったけれど、来年はぜひ祭りの雰囲気も味わってみようと思います。

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