■企業が町の地方創生を応援 災害用の衛星携帯電話を町へ寄付
E―BONDグループ企業の(株)ウィーズ中国、(有)ファームトラストから内子町へ、企業版ふるさと納税として衛星携帯電話2台が寄付され、10月22日に贈呈式が行われました。同グループで製品を製造する(有)アクアテックの大和田健斗(けんと)さんが目録を手渡し、「能登半島地震の際も活用し、災害時の通信インフラの重要性を実感。自治体間の通信などに役立てて」と伝えました。
企業版ふるさと納税は、企業が町の地方創生のために寄付できる制度です。物品は大瀬自治センター、小田支所に配備予定です。
■内子町の健康づくりのために寄付 明治安田から「私の地元応援募金」
明治安田生命保険相互会社から内子町へ「私の地元応援募金」として101万4400円が寄付され、目録贈呈式が10月23日に行われました。
両者は令和3年に地域の健康増進や経済活性化に向けた連携協定を締結しており、寄付は今回で6回目。社員からの募金を含む寄付を届けた松山支社長の丸山博史(ひろふみ)さんは「まちの健康づくりに、保険会社の枠を超えて力になりたい」とあいさつ。小野植正久町長は感謝状を贈り「人生100年時代を幸せに過ごせるよう活用したい」と謝辞を述べました。
■「自分を諦めたらあかん」――困難に立ち向かうヒントを生徒に熱弁
「第74回社会を明るくする運動内子町大会」(内子町、大洲地区保護司会、大洲喜多地区更生保護女性会主催)が11月12日、小田小中学校体育館で開かれ、町内の中学生ら52人が参加しました。
同運動は犯罪や非行の防止、孤立解消や更生の支援と理解促進などを目的に全国で実施されています。内子町ではHIFIVE(ハイファイブ)代表理事の畠山織恵(おりえ)さんが講演。幼い頃から自分を抑えて苦しんだ経験、人生の転機となった人の支え、脳性麻痺を持つ長男との歩みなどを紹介し、「世界の色を決めるのはあなた。自分らしく生きることを諦めないで」と呼びかけました。
講演を聞いた源田一花(いちか)さん(小田中3年)は「受験を控え不安もあるけれど、自分の道を歩みたいと思えた」と話しました。
■大熱狂「小田川シクロクロスinうちこ」自転車で河川敷の特設コースを疾走
オフロードの自転車競技大会「小田川シクロクロスinうちこ」(同実行委員会主催)が11月17日、小田川河川敷で開かれました。
今大会は豊秋橋~五十崎自治センター周辺の県道と河川敷を利用した1周約2・3キロの特設コースで、時間内の周回数を競うものです。年齢や熟練度などで分かれる8つのカテゴリーに延べ260人が出場。ぬかるみで泥しぶきをあげ、自転車を担いで階段を駆け上がるなど、舗装路にはない障害物と奮闘しました。またチーム戦の耐久レースには56組が参加しました。町内からは内子高校や内子町職員組合チームなどが出走。仲間と交代する中継地点では、走者を応援するチームメイトの声が響きました。
■命を育む尊さを学び、将来を考える内子中学校で「いのちの授業」
中学生が赤ちゃんやその保護者と触れ合う「いのちの授業」が11月20日、内子中学校で開かれました。
この事業は生徒に命の尊さや親になることの責任について考えてもらおうと毎年開催。参加した同校の3年生61人は、保護者や保健師から子育ての話などを聞いたり、赤ちゃんを大事そうに抱っこしてあやしたりして、命の重みと向き合いました。本田快人(かいと)さんは「育児の楽しさも大変さも教わった。自分もたくさんの人のおかげで今があるんだと感謝の気持ちが深まった」と振り返りました。
■宝くじで地域活動を支援「コミュニティ助成事業」
(一財)自治総合センターが実施する「コミュニティ助成事業」を活用して、臼杵自治会が防災倉庫や発電機、電源ケーブルなどの災害用備品を整備しました。
この事業は宝くじの社会貢献活動の一環で、地域社会の健全な発展と住民福祉の向上を目的に行われています。臼杵地区では過去の豪雪による停電被害の経験から、非常時への備えに対する要望が上がっていました。住民からは「防災対策がより充実する。安心につながる支援がありがたい」との声が聞かれました。
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