■外国語指導助手 ディロン・バーンズ Dillon Barnes
◇アメリカと日本のテレビ番組の違い
日本で生活していると母国との文化の違いを感じます。日本ではどんなものが人気で、アメリカとは何が違うのか、興味深い発見がいくつもあります。テレビ番組もその一つです。
私は日本のクイズ番組やバラエティ番組が好きで、よく観るのは『SASUKE』や『世界の果てまでイッテQ!』などです。出演者は体を張って課題やゲームに取り組み、その様子を見守るタレントたちの反応も映し出され、視聴者を楽しませようと努力するのが伝わってきます。他にも画面には話し手の言葉が文字で流れるなど、日本独特の番組スタイルはとても面白く、日本語を中級程度しか理解できない私でも楽しめます。
その一方でアメリカのクイズ番組は、頭を使うものがほとんどです。出演するのは有名人ではなく、一般市民から選ばれた人たちです。トーク番組のようなスタイルで司会者が参加者に面白い挑戦をさせます。人気番組『Wheel(ホイール) of(オブ) Fortune(フォーチュン)』は、参加者がルーレットを回して獲得賞金を決定し、単語当てゲームに挑戦するものです。他にも雑学好きが出る『Jeopardy(ジェパディ)!』や家族対抗の『Family(ファミリー) Feud(フュード)』など、どれも賞金を狙う一般市民のためにあります。日本の番組では当たり前のことが、他の国では違うことに驚くかもしれません。
異文化に触れると考え方の違いに気付けます。日本にいる間、この国の文化をもっと学びたいです。
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