■絵本を通して深める、学びと交流 読み聞かせボランティアが節目の20周年
おはなし むしこまどの皆さん
子どもたちに絵本の読み聞かせを行うボランティア団体「おはなし むしこまど」の定期総会が4月20日、図書情報館で開かれました。今年で設立20周年を迎えます。
むしこまどは内子町図書情報館が開館した平成16年、同館主催の読み聞かせ事業を行うために集まった有志でスタート。現在の会員は21人で、月3回の読み聞かせで各自が選んだ本を紹介しています。「えいごの日」や「エコの日」など、会員の得意分野のテーマを設ける日も。会長を務める泉忍(しのぶ)さんは「手遊びやクイズを取り入れるなど、メンバーによって工夫もいろいろ。毎回違う楽しみがある」と笑顔を見せます。設立当時からを知る副会長の大野千代美(ちよみ)さんは「本の隅々まで豊かに描く絵本作家の思いは、紙だからこそ伝えられる」と読み聞かせの魅力を語ります。
活動について「子どもや保護者、本好きの会員など多くの出会いがある。子どもの成長を見られるのもうれしい」とほほ笑む大野さん。現在は高齢者サロンへも訪問するなど、活動の幅はさらに広がっています。最後に泉さんは「私たち大人にとっても学びの多い、ぜいたくな時間。今後も楽しみながら続けたい」と優しく答えました。
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