FROM ME TO YOU みんなでつないでリレーエッセイ

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「毎日が楽しい」
稲田　加津子(かつこ)さん(45)[富中]

内子に住み始めて17年になります。家の裏手は山なので、鳥のさえずりがよく聞こえて心地よいです。
私は健康づくりに関する仕事をしています。町外に出ることが多く、内子で暮らしていることを仕事先で話すと、「いいところね」とよく言われます。「内子は桜がきれい」「古い町並みがすてき」など、自分の住むまちを褒めてもらうのはとてもうれしいです。仕事では子どもからお年寄りまで幅広い世代の人たちと関わります。子どもたちには流行りのキャラクターを教えてもらったり、お母さん世代の人たちとは料理の話で盛り上がったりと、たくさんの人との交流に元気をもらっています。
自宅での私の癒しは、飼っている猫の「ペレ」です。縁があり14年前にわが家にやってきました。映画『魔女の宅急便』に出てくる黒猫のジジに似ています。寒い夜は布団の中に入ってきて、私の足元で丸くなるペレ。こちらは気を使いながら寝返りをしないといけません。夜中には家の中を走り回り、運動会が始まります。お気に入りのおもちゃを見つけては自慢げに私に見せてきます。ペレはもうおじさんの年齢ですが、やんちゃで活発に動き回る姿も、たくさん甘えてくる姿もとてもかわいくて、一緒にいる私は自然と笑顔になっています。
こんなふうに、仕事でも家でも毎日楽しく過ごせています。これからも何気ない日常の幸せを大事にして、ワクワクしながら過ごしたいです。

次は、大程奈々絵さん[程内]にお願いします。