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住人十色 第175回

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愛媛県内子町

■感謝の思いを音色に乗せて全国の舞台から笑顔と感動を届けたい
内子高等学校郷土芸能部2・3年生の皆さん

内子高等学校の郷土芸能部は、8月に岐阜県で開かれる「第48回全国高等学校総合文化祭」に出場します。創部以降、18回目の全国大会です。演奏する曲は「五十崎大凧出世太鼓」。代々受け継がれる楽曲の中心にあり、部のシンボルでもある大太鼓ですが、傷んだ皮の張り替えが必要な状態に。資金を募るクラウドファンディングに挑戦したところ、150人の支援者から200万円を超える寄付が集まりました。同部顧問の森本潔(きよし)先生は「ありがたい、の一言に尽きる。卒業生らもSNSで拡散してくれて、つながりの強さを感じた」と感謝を口にします。
同部のモットーは、演奏を通して「笑顔と感動」を届けること。聴く人を元気にするエネルギーと、高い演奏技術の両輪が部の伝統です。大会に向けて、副部長の大野美羽(みう)さんは「自分たちが楽しみたい。それが一番いい演奏になる」と話すと、部長の西山穂乃(ほの)さんは「先輩の演奏に感動したのが入部のきっかけ。憧れの先輩も立った全国の舞台で、今度は私たちが感動をお届けする番」と意気込みます。最後に森本先生が「感謝の気持ちを音色に乗せて、会場に響かせたい」と思いを語りました。

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