■国際交流員 ジェニファー・ナーゲンラウフト Jennifer Nagenrauft
◇内子の皆さんへ「心からありがとう」
8月に内子町を離れることになりました。ドイツには「一番楽しい時に去るべきだ」ということわざがあります。そうすればいい思い出だけが心に残るからです。けれど内子ではずっとすてきな経験ばかりなので、離れるのがとても寂しいです。
内子で過ごした日々は充実していて、あっという間の2年間でした。最初は日本の生活になじめるか、国際交流員の仕事が務まるか少し不安でしたが、内子の皆さんは優しく歓迎してくれました。職場でもいい仲間に恵まれ、いつも支えられていました。凧合戦や内子笹まつりでまちの文化を学んだり、小田深山で美しい自然に触れたり、駅伝に挑戦したり――。内子の良さをたくさん知ることができました。
国際交流員として大きなやりがいを感じたのは、昨年11月に姉妹都市ドイツ・ローテンブルク市から来町した訪問団を、通訳でおもてなしできたことです。両市町の交流を深めるお手伝いができて幸せでした。そして何より楽しみだったのが小学校・幼稚園訪問です。子どもたちが「ジェニファー先生」と元気よく呼んでくれるのがうれしくて、その笑顔に私も元気をもらいました。
内子町は第二のふるさとです。このまちと町民の皆さんが大好きで、内子の一員になれたと感じています。またいつか必ず内子を訪れます。忘れられない2年間を、心からありがとうございました。
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