■思いが伝われば、世界はもっと広がる 磨いた表現力で挑む高校生英語弁論大会
一宮もこさん(松山南高3年)[護国]
松山市で開かれた「第19回高校生英語弁論大会」で最優秀賞を受賞した一宮もこさん。続く四国大会も突破し、8月1日に宮城県で行われる全国大会に出場します。
一宮さんは小学生の時、一家でドイツからのホームステイを受け入れ、中学では内子町青少年海外派遣事業に参加しました。「もっと英語が話せていたら」と当時を振り返りますが、交流を通して文化や考え方の違い、コミュニケーションの楽しさを知り、世界が広がったそうです。全国大会では環境問題をテーマに、海外の人と接して感じた日本と世界の違いや、地球規模で議論を進められる英語力の必要性について述べます。「原稿は推敲(すいこう)を重ね、発音や抑揚、ジェスチャー、表情など表現力も磨き続けている。文字だけでは伝えきれないところに思いを乗せたい」と力を込めます。
「何事も挑戦」がモットーの一宮さん。狂言や水泳、ピアノなども経験し、高校ではコーラス部と華道部を兼ねました。「好奇心旺盛な性格。培った経験は弁論にも生きていて、コーラスで声のトーンや強弱の付け方、狂言で大勢の前で表現する度胸も身に付いた」と笑顔を見せます。大会に向けて「英語で思いを伝えられたら、世界はもっと広がる。悔いのないよう、ベストを尽くしたい」と意気込みました。
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