■感性光る詩で全国へ
大伴真由(まゆ)さん(17)[内子17]
大洲農業高校文芸部3年生の大伴真由さんは、昨年11月に開かれた「第37回愛媛県高等学校総合文化祭」の詩部門で優秀賞を受賞。全国大会への出場を果たしました。受賞作『一方通行の電車』は、終着駅を目指し進み続ける電車を、人の一生に例えた作品。講評では「言葉を巧みに使い、表情豊かに描かれている」と高い評価を受けました。大伴さんは「人は生まれた瞬間から終わりに向かって進んでいる。困難や逆境があっても前向きに、今を大事に生きたいという思いを込めた詩。受賞に驚きとうれしさで胸がいっぱい」と笑みをこぼします。
詩の楽しさは、自由に感じて想像を膨らます時間という大伴さん。全国大会では出場者で交流し、互いに作品の感想を伝え合ったそうです。大伴さんは「人それぞれ受け取り方が違って、私の詩にはこんな解釈もあるのだと面白かった。自分のために書いた詩が、誰かの心を動かすことを知り喜びを感じた。この先も自分の思いを言葉で表現し続けたい」と目を輝かせました。
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