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お元気ですか

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愛媛県内子町

■「私は大丈夫」と思っていませんか――高血圧のリスクが分かる「ナトカリ比」を計ってみよう
◇全身に影響する高血圧
血圧が上がると血管に負荷がかかり、硬く破れやすくなります。この状態を動脈硬化といい、全身のさまざまな病気の原因になります。特に危険な症状が現れるのが脳、心臓、腎臓です。重大な病気を引き起こさないために、普段から高血圧の予防を心がけましょう。
脳:脳出血や脳梗塞になると、言語障害や麻痺などの後遺症が残ることもあります。
心臓:心臓に酸素や栄養を供給する冠動脈に影響すると、狭心症や心筋梗塞の原因になります。
腎臓:腎臓で動脈硬化になると血流が悪くなり、腎機能が低下します。さらに悪化すると血液透析が必要になる場合もあります。

◇ナトカリ比とは
「ナトカリ比」とは、尿中に排泄されるナトリウムとカリウムの比率のことです。食事で塩分の摂取量が多いと数値が上昇し、カリウムの摂取量が多いと低下します。ナトカリ比の日本人の平均値はおよそ「4」で、今年度、内子町の集団健診の一部受診者の平均値は「4.6」でした。日本高血圧学会では、循環器系の病気の予防には「2未満」が望ましいとしています。
血圧が正常な人でも、ナトカリ比が基準を超えていることがあります。その場合、すぐさま病気を示すものではありませんが、将来的に高血圧になるリスクが高い状態といえます。循環器疾患を予防するために、血圧だけでなくナトカリ比を下げることも意識しましょう。

◇ナトカリ比を下げるには
数値を下げるには減塩するとともに、カリウムが多く含まれる野菜や果物を積極的に取るようにしましょう。ただし、腎臓病の人はカリウムの制限が必要なので、必ず主治医に確認してください。
ナトカリ比は尿検査で簡単に測定できます。保健センターで受け付けているほか、集団健診でも実施します。自分の健康状態を知り、生活を振り返る機会にしませんか。希望者はご連絡ください。

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