■四国中央市、2年連続 県下最悪の被害額
本市は、令和3・4年の2年連続で、特殊詐欺の被害額が県内で最も高く、身近な相談相手のいない高齢者の脅威となっています。
▽「自分は大丈夫」と思っていませんか?
特殊詐欺の犯人は、だましのプロ。
家族や親戚、市職員、銀行員、警察官などの人物になりすまし、事故に遭ったと危機感を煽ったり、還付金があるなど甘い話をぶら下げてみたりと、巧妙な話術と口実でお金をだまし取ろうと電話をかけてきます。
▽被害者の7割は固定電話を利用。今すぐできる詐欺対策を!
犯人は、着信履歴や録音などの証拠が残ることを嫌がります。
被害防止のため、次の対策をしましょう。
・特殊詐欺防止機能の電話機にする
「通話内容を録音します」というメッセージが流れる電話です。
・在宅中でも留守電にしておく
知人からのメッセージがあれば、後から電話を掛け直しましょう。
■新規事業 特殊詐欺防止機能付き電話機購入を補助
市民の皆さまの安心の暮らしと財産を守るため、特殊詐欺防止機能付きの電話の購入・設置を補助します。
補助額(上限)10,000円
電話機などの購入・設置費用の2分の1
▽対象機器
(公財)全国防犯協会連合会推奨の優良防犯電話
▽対象者
・市内在住で世帯全員が65歳以上
・同一世帯が市税などを滞納していない
・申請した年度内に設置などを完了
▽必要書類
詳しくは、お問い合わせください
・申請書類
・購入予定の機器の見積書
※申請時に世帯や市税・保険料などの納付状況を確認します。
事前審査がありますので、ご購入の前に必ずご相談ください。
申し込み・問い合わせ先:市民くらしの相談室
【電話】28-6143
■ちょっと待って!電話でお金は詐欺 特殊詐欺被害実例
▽被害ケース1 ―オレオレ詐欺―
息子を名乗る男から電話があり、「会社でミスをして補填のお金が急ぎで必要になった。立て替えてほしい。レターパックに書類と書いてお金を送ってくれ」と言われた。
▽被害ケース2 ―預貯金詐欺―
警察を名乗る者から「あなたの銀行口座が犯罪に使われている。銀行協会の指示に従ってほしい」と言われ、その後、銀行協会を名乗る者が家に現れ、キャッシュカードと暗証番号をだまし取られた。
▽被害ケース3 ―架空請求詐欺―
「加入されている会員サービス料が未納です」と電話が掛かってきた。身に覚えがないと返答しても「家族が加入したかもしれません。裁判になりますよ」と言われた。
▽被害ケース4 ―電話勧誘販売―
高齢の母親の家に未開封の健康食品が大量にあった。「電話で相づちをしていたら品物が次々と送られてきた」と言っている。販売元から、返品できないと事前に説明していると言われ、トラブルに…。
市民くらしの相談室
【電話】28-6143
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