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人権広場

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愛媛県四国中央市

■男女共同参画社会とは
男女共同参画社会とは、男女が互いに人権を尊重し、「女性」や「男性」というイメージに当てはめてしまうことなく、一人ひとりが持っている個性や能力を十分に発揮できる豊かな社会のことです。

■現状と課題
男女共同参画は、個性と多様性を尊重する社会の実現、そして日本の経済社会の持続的発展に不可欠な要素です。
しかし、世界経済フォーラム公表の2022年の「ジェンダー・ギャップ指数(男女格差を数値化)」では、日本は146か国中、116位であり、諸外国に比べて立ち遅れていると言わざるを得ない状況です。
また、長引く新型コロナウイルス感染症の影響により、男女共同参画の遅れを改めて顕在化されました。
その背景には、昭和の時代に形成された各種制度や男女間の賃金格差を含む労働慣行、固定的な性別役割分担意識など、制度・慣行・意識の3つの要素が相互に絡み合う構造的な問題があると考えられます。
日本人男性の平均寿命は81.47歳、女性の平均寿命は87.57歳であり、日本は世界有数の長寿国です。女性の半数が90歳まで生きる時代です。
また、離婚件数は結婚件数の約3分の1で、人々の人生と家族の姿は多様化し、もはや昭和の時代の想定が通用しないのが現状です。

■男女共同参画社会の実現に向けて
科学や医療技術の進歩が目覚ましい昨今、「人生100年時代」と言う言葉がよく聞かれるようになりました。昭和、平成、令和と時代の移り変わりとともに人々の人生と家族の姿は多様化しています。
今後、男女共同参画を進めていくには、社会における女性の活躍と歩調を合わせ、男性の育児などへの参画や地域活動への参加など、古い固定観念にとらわれず、さまざまな属性の人々が個性や能力を発揮できるよう、お互いの立場を尊重し、のびのびと生きやすい社会を作ることが重要ではないでしょうか。

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