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アオナツ(青夏) この夏、まちを熱くした高校生たち

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愛媛県四国中央市

■四国中央市発足後初! 川之江高校野球部 21年ぶり6度目甲子園出場
市発足20年目の初快挙に市民の心が一つになる

決勝戦 川之江5xー4今治西
準決勝 川之江5-4聖カタリナ
準々決勝 川之江12-3今治工業
3回戦 川之江13-8北条
2回戦 川之江8-3野村
1回戦 川之江7-0松山北

7月28日、坊っちゃんスタジアム(松山市)で行われた、第105回全国高校野球選手権記念愛媛大会の決勝で川之江高校は、延長10回タイブレークの末に今治西高校を5-4で下し、21年ぶり6回目の甲子園出場を決めた。
四国中央市発足後初となるこの快挙に、まちは一気に祝勝ムードへ。その日のうちに甲子園出場を祝う横断幕や懸垂幕が市内各所に掲げられた。また、同校の甲子園での活躍を願い、川之江城を始めとする市内3施設をスクールカラーの紫色でライトアップ。市内各所に「必勝‼川之江高校野球部」と書かれたのぼり旗300本が立ち並んだ。
8月2日、同校の体育館で行われた壮行会には、生徒や教職員など約600人が駆けつけた。野球部を代表して鈴木愛矢(まなや)主将が「甲子園で校歌を歌うという目標に向かって、思い切ってプレーしたい」と話すと、応援団長を務める吉田利夏(りなつ)生徒会長の掛け声で、全校生徒がエールを送った。
8月6日、第105回全国高校野球選手権記念大会が開幕。「高校野球の聖地」阪神甲子園球場に、21年ぶりに川之江高校の名が記された。右肩に校章を入れた新しいユニフォームに身を包んだ選手たちは、憧れの地で観衆の声援を受けながら、堂々と行進した。
同日夜には、応援ツアーバスが紫色に光る川之江城の下を出発。選手たちに声援を届けようと、多くの市民が甲子園球場に向かった。
8月7日、第1試合で川之江高校は高知中央高校と対戦。駆けつけた3000人の大応援団が、アルプススタンドを紫色に染めた。また、しこちゅ〜ホールで行われたパブリックビューイングにも多くの市民が参加。「必勝!」と書かれた紫色のハリセンを叩きながら声を上げ、スクリーンの向こうで熱戦を繰り広げる選手たちに声援を送り続けた。
選手たちは、多くの声援を受けながら、甲子園という大舞台で堂々とプレー。序盤に大きくリードを許したものの、粘りの強さと「心を通わす」チームプレーで7回には3点を返し、応援する人たちの心を震わせた。
残念ながら、甲子園で校歌を歌うことは叶わなかったが、選手たちのどんな状況にあっても諦めない姿に、多くの人たちが感動し勇気づけられた。

感動をありがとう!川之江高校野球部

■はじける我らの『書道愛』 書道パフォーマンス甲子園
7月23日、伊予三島運動公園体育館で第16回書道パフォーマンス甲子園が開催された。全国から107校がエントリーした予選を勝ち抜き、書道パフォーマンスの聖地四国中央市の本戦に駒を進めた21校は、持てる力の全てを6分間のパフォーマンスにぶつけた。
その姿を一目見ようと、会場には全国から5000人の観客が訪れた。高校生たちの一筆一筆に心を動かされた観客たちは、各校のパフォーマンス終了後に惜しみない拍手を送った。
107校の頂点に立ち、最高賞である文部科学大臣賞を受賞したのは、鳥取城北高校(鳥取)だった。飾りのない真っ白な衣装に身を包んだ選手たちは、自らの歌声のみをBGMに、自身の弱さとそれに立ち向かう大切さを書と歌で表現した。その見るものを圧倒し、誰もが想像しなかったパフォーマンスに会場全体が魅了された。審査員長を務めた岡村鉄琴氏は「あの声、あの表現を見たらば、声が出なくなってしまう」と同校のパフォーマンスを絶賛した。
書家の紫舟氏は、講評の中で「涙を流して苦しみながら、作っては壊しを繰り返す。その過程が、書の中にしっかりと表現された、力のある作品ぞろいでした」と選手たちのパフォーマンスを讃えた。

※詳しい結果は公式ホームページをご覧ください

問合せ:書道パフォーマンス甲子園振興室
【電話】28-6037

■三島高校創立100周年! 躍進未来へつなぐ100年の軌跡
1923年(大正12年)に前身の「県立三島中学校」が開校して、今年で100周年を迎える三島高校。その記念すべき年を盛り上げようと奮闘する、同校の大西歩美生徒会長に話を伺った。

100周年という節目の年を三高生として、そして生徒会長として迎えられることを嬉しく思います。
菱門同窓会のみなさんや地域のみなさんのご支援のおかげで、部活動など幅広い学校活動ができています。この伝統とつながりに、生徒一同感謝しています。
みなさんへの感謝の気持ちを表すとともに、本校の更なる飛躍を願い、9月21日に記念式典を翌22日には記念文化祭を開催します。100周年にふさわしい盛大なものとなるよう、先生方や生徒会を中心に準備を進めているところです。
真鍋淑郎博士を始めとする偉大な先輩方の活躍によって、私たちの前には多くの可能性が広がりました。これからも歴史と伝統を大切にしながら、自由な発想で新しいことに挑戦できる学校でありたいと思います。

三島高校生徒会長 大西歩美さん(3年)
「主体性のある生徒を増やしたい」と入学した年に生徒会長に立候補。現在3期目。

■議場に青春を 市政に若き声を 日本一の紙のまち高校生議会開会!
「このまちに届けたい思いがある」未来の主人公が市政を問う
現役の高校生が市議会議員となり、市政に対し等身大の要望や質問を行う「高校生議会」。2015年に県内初の試みとして開催された本市の高校生議会が8月8日、8年ぶりに開会した。
今回、議員として議場に立ったのは、市内3校から選出された22人の高校生たち。高校生議長から名前を呼ばれた議員は、自身の名前が記された「氏名標」が立つ議席から質問席に進み、市長を始めとする市の理事者の顔を真っ直ぐ見つめて質問を行った。
人権問題から基幹産業の行く末まで、質問は多岐に渡った。若き議員たちが現在、そして将来直面するであろう問題に、理事者たちは一つひとつ答えていった。

高校生議会の詳細は、本紙11月号と合冊の「市議会だよりNo.78」でお伝えします

問合せ:議事調査課
【電話】28-6048

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