プロレスラー・しこちゅ~観光大使
凡人パルプ
愛媛プロレス所属
■40歳からでも一人でも出来る事がある
▽週末ヒーロー
平日は会社員、休日はプロレスラーとして、試合に出場したり各種イベントに出演したりしています。もちろんどこへ行っても「しこちゅ~観光大使」のたすきを掛けて、四国中央市をPRすることは忘れません。…今日はたすき忘れちゃいましたけど(笑)。
▽タイガーマスクになりたくて
小さい頃から夢はプロレスラーでした。中学を卒業したら入門しようと思っていましたが、身長が足らず一度は諦めました。でも40歳の時、「愛媛を元気に」、「応募要件は愛媛在住のみ」という「愛媛プロレス」に立ち上げから参画し、念願のリングデビューを果たしました。
「タイガーマスクのようにカッコ良いレスラーになりたい!」「大好きな四国中央市をみんなに知ってほしい!」。そう思ってマスクには「紙」の文字、リングネームに「パルプ」を冠しました。
頭のティッシュは、当団体の代表のアイデアでした。今でこそ私のトレードマークになっていますが、最初の2年間は正直嫌でした。だってタイガーマスクはティッシュ出しませんから(笑)。
▽これではいけない
「プロレスを通じて四国中央市の魅力を伝えたい」と活動を始めた私を待ち構えていたのは、「県内にも四国中央市を知らない人がいる」という事実でした。ヘコみましたね。「自分の住むまちを知らない人がいる」という事が、こんなにも辛いことかと。
「これではいけない」と思い、SNSを始めて“場外”でも「日本一の紙のまち四国中央市」のPRを始めました。
皮肉にも認知度アップに貢献してくれたのが、この頭のティッシュです。相手選手だけでなくお客さんも、奪い合うように私のティッシュを取ってくれますし、子どもたちは私のことを「ティッシュマン」と呼んでくれます。
「ティッシュの箱の裏を見たら、四国中央市って書いてたよ」と、お客さんに言ってもらえた時は嬉しかったですね。
▽「日本一」ってスゴイんだぞ
自分が生まれ育ったまちの産業が「日本一」って凄いですよね。でも人口の減少や流出で、産業の担い手が減っている事に、今凄く危機感を持っています。子どもたちには「日本一のまち」を好きになってもらいたいし、いつまでも地元に住んでもらいたいです。
だから、お祭りのように子どもたちがたくさん集まるイベントには、率先して参加するようにしています。子どもの頃の楽しかった思い出って、大人になっても覚えていますよね。そして、楽しいモノがある所には人が集まってきます。四国中央市の人口を10万人にすることだって夢じゃありません。
▽何だってできる
観光大使に任命された時は本当に嬉しかったです。「これがあれば何でもできる」って。もちろん悪いことはしませんよ。ヒーローですから(笑)。今はイベントなどへの参加がメインですが、幼稚園や小学校などに訪問して、もっと四国中央市の魅力を伝えていきたいですね。
私のように、地元が好きでもっと地元を元気にしたいと思っている人は多いと思います。だからこれからも「40歳を超えてでも、たった一人でも出来ることがある」ということを体現していきたいと思います。
■ぼんじん ぱるぷ
180cm 83kg
1976年金生町下分生まれ
金生第一小→川之江南中→土居高
高校卒業後に市内紙関連企業に就職。
31歳の時に現在の会社に転職。
2016年「愛媛プロレス」の設立とともにリングデビュー。(40歳)
2019年本市初の観光大使「しこちゅ〜観光大使」に就任。現在2期目。
出演依頼受付中!
【E-mail】daiking.world@gmail.com
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