人権広場

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■インターネットと人権
インターネットは私たちの生活を便利にする一方、自分の名前や顔を知られることなく情報発信できるため、その匿名性を悪用した人権侵害が発生しています。

例えば、社会を揺るがすような事件では、事件の関係者とされる人の個人情報や、全く関係のない人を根拠なく誹謗中傷する書き込みがされることがあります。また、インターネットを悪用した誘い出しで、未成年者が性的被害や暴力行為に遭うなど、犯罪に巻き込まれる事例も多く発生しています。

インターネットは、誰でも簡単に匿名で書き込めるため、書き込んだ加害者をすぐに特定することが困難です。更に、掲示板などへの書き込みは、すぐに拡散され、インターネット上から完全に消すことは容易ではありません。そのため、被害者の精神的な不安や負担は大きくなります。

インターネットは、誹謗中傷や知られたくない個人情報を不特定多数の人に晒し、人としての尊厳を傷つけ、社会的評価を低下させる重大な損害を与える危険があります。

インターネットの情報は、正しい知識を持ち、しっかりと考え、判断することが大切です。また、人と接するときと同じように、インターネットでつながった先にいるのは、心を持っている人間であるということを忘れないようにしましょう。そして、安易にあいまいな情報を書き込み、加害者にも被害者にもならないようにしましょう。

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問合せ：松山地方法務局　四国中央支局
【電話】23-2407