四国中央市土居町関川
宇摩郡関川村 出身の石水家
北海道札幌市のお菓子メーカー・石屋製菓(株)が昭和51年に発売した『白い恋人』。40年以上も愛され続けるこの商品は、年間2億枚の販売を記録し、日本の誰もが一度は口にしたことがあるのではないでしょうか。
この北海道を代表する有名お菓子ブランドは、127年前の明治29年、宇摩郡関川村の一人の青年が屯田兵に応募し、北海道に移住したところから始まります。
当時、宇摩郡(四国中央市)からの移住者は、愛媛県内の半数近くを占め、北海道深川市には「宇摩」の地名が今でも残るほど縁のある土地です。
今月号は、看板商品「白い恋人」のみならず、お菓子のテーマパーク「白い恋人パーク」の運営やJリーグ「北海道コンサドーレ札幌」のメインスポンサーなど、地元に貢献し、土居町関川にルーツを持つ石水創代表取締役社長から頂いたコメントをご紹介します。
■白い恋人
石屋製菓株式会社
資本金 3000万円
売上高 145億2400万円
従業員数 763名
石屋製菓・石屋商事/2023年4月期
■120年越しのご挨拶
私の4代前の高祖父である石水八郎が宇摩郡関川村から北海道に移住して120年が過ぎました。
先代から、北海道では多くの苦労・苦難があったと幼い頃から聞いたことがありますが、ご先祖のご苦労のお陰で、ルーツのある四国中央市の皆さまに、今こうして、ご挨拶することができ、高祖父も喜んでいると思います。
私たちは、今もルーツを大切にしています。
四国中央市の皆さまが今年も良い1年でありますように、遠く北海道から祈念申し上げます。
石屋製菓(株)代表取締役社長
石水創(はじめ)さん(41)
1982年、札幌市生まれ。
2004年に東洋大学法学部経営法学科を卒業後、石屋製菓(株)に入社。
1年間イギリス、スイスへ留学し、語学・製菓技術を学ぶ。2013年に小樽商科大学大学院修了。同年8月、石屋製菓(株)、石屋商事(株)代表取締役社長に就任。
理念は「しあわせをつくるお菓子」。
石水家と石屋製菓(株)の系譜
100年先も、北海道に愛される会社へ
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