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輝き続けて18年 紙のまちランキング2021

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愛媛県四国中央市

『2022年経済構造実態調査』(2021年実績)
18年連続 日本一!

「紙のまちランキング」とは、総務省・経済産業省が公表している「経済センサス―活動調査」、または「経済構造実態調査」のうち、「パルプ・紙・紙加工品製造業」の製造品出荷額等が多い自治体を、本市がランキング形式でまとめたものです。
平成16年の市町村合併以降、本市はこのランキングで日本一の座を守り続けてきました。
そして昨年11月に公表された最新の調査結果で、本市は18年連続で日本一を達成しました。
新型コロナウイルス感染症による影響下にあった2021年は、前年から続く衛生面への意識の高まりから、特にタオル用紙を中心に衛生用紙の需要が増加。また、巣ごもりにより通信販売の利用が増え、段ボール原紙の需要が増加しました。
そして、この年から始まったコロナワクチンの接種や経済対策事業に伴い、全国的に印刷・情報用紙の需要が高まりました。
刻々と変化する社会情勢に、市内紙関連企業は柔軟かつ迅速に対応。その結果、製造品出荷額等は、前年よりも106億円増の5109億円。18年連続で日本一になりました。

1位 愛媛県四国中央市 5,108億7,759万円
2位 静岡県富士市 4,947億591万円
3位 新潟県新潟市 1,153億795万円
4位 愛知県春日井市 1,066億4,422万円
5位 埼玉県八潮市 943億6,885万円

■これまでもこれからも「紙」とともに 日本一の紙のまち四国中央市
私たちの暮らしに不可欠な「紙」。四国中央市の紙づくりは、時を遡ること約300年前、江戸時代の中期に産声をあげました。
当初は、数戸が四国山地に近い山間で、自生の楮(こうぞ)や三椏(みつまた)を原料に漉いていたものでした。やがて、それが里に伝わり農家の副業として普及し始めると、地場産業として推奨されるようになり、幕末から明治にかけて大きく発展しました。

当地の紙加工業の先駆けである水引は、日本髪に用いられる元結(もとゆい)の製造にルーツを持ちます。断髪令などの時代の変革によって一時衰退したものの、その技法を受け継ぎながら、結納品、金封や熨斗(のし)袋などに工夫され、今も「伊予水引」として全国に知られています。

時代の変化とともに機械抄き製紙工業が増え、現在ではエックスハイウェイと3つのダム、そして海には四国有数の貨物取扱量を誇る重要港湾三島川之江港を有するなど、紙産業を支える基盤が整っています。

四国中央市の紙産業は、首都圏をはじめとする大量消費地から遠いなどのハンディを克服するために、早くから商品の多品種化や新規流通ルートの開拓などに取り組み、地域を挙げて今の発展を築き上げました。こうした先人のたゆまぬ努力があり、現在では紙産業における製造品出荷額等は5千億円にも上り「お札と切手以外なら何でも揃う」、「日本一の紙のまち」と呼ばれるまでになりました。

これからも、「日本で一番輝くまち四国中央市」を盛り上げていきましょう!

問い合わせ先:産業支援課
【電話】28・6186

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