肱南地区町並み活用イベント実行委員会
委員長 廣見元司(もとし)さん
もともと古いものが大好きで収集しており、アンティークのインテリアであふれるカフェの経営や、店舗内装のプロデュースなどの仕事をしています。
江戸時代から明治、大正、昭和までそれぞれの時代の建物が残り風情のある肱南地区の町並みを活用したいと思い、平成8年から「おおず浪漫祭」に参加しました。その年によって内容は変わりますが、空き家を使って駄菓子屋や昔ながらの床屋さん、写真館などを再現したり、大道芸をしたり。仲間たちとおいしい食事やお酒を楽しみながら情熱を語り合う中で生まれたさまざまなアイデアを実現し、地元のお年寄りも昔を知らない子供たちも喜んでくれました。
ほかにも「ポコペン横丁」の立ち上げや「おおずキャンドルナイト」、肱川橋のお別れイベントなど多くのことに関わってきましたが、参加型で大洲の思い出を作り、大洲をもっと好きになってほしいという思いを持って運営しています。「大洲が好きだ。誇りに思う」という人が増えれば、まちを盛り上げる仲間が増えていくと思います。また、「自分たちも楽しむ」ということも忘れません。そうでなければしんどくなってしまい、イベントは長続きしないでしょう。まちは人が作っていかなければならないと思います。持続可能なイベントを通したまちづくりを、大洲大好きな仲間と一緒に続けていきたいです。
今は11月3日の浪漫祭に向けて話し合い、準備を進めているところです。私が委員長ということになってはいますが、本当によい仲間に恵まれたからこそやってこられたと思います。若い仲間から教えられることもあり、時代が変わってきているのを受け入れつつ、古いものも残していきたいと思っています。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>