国際化時代にふさわしい人材を育成しようと、大洲市では(公財)桝山教育振興会の協力を得て、「大洲市中学生海外派遣事業」を実施しています。今年度も昨年に引き続いて国内での開催とし、東京都江東区にある体験型英語研修施設「TOKYO GLOBAL GATEWAY」(TGG)で市内中学7校から参加した3年生23名が7月31日(月)から8月3日(木)の4日間を過ごしました。
国内イングリッシュキャンプと称したこの事業で、数々のプログラムをこなしながら貴重な経験を積んだ子供たちの感想を紹介します。
■肱東中学校 3年 栗田蒼波(そうは)
終わってみると4日間はあっという間でした。英語の大切さや会話ができたときのうれしさを感じることができ、今まで以上に英語への興味や関心が高まりました。
今後、英会話の能力を今まで以上に求められる時代になるだろうし、日本にいても英語を使う機会は増えてくると思います。この派遣事業は、これからの僕にとっても大きな体験になったので、これを機に英語力を磨いていきたいです。
■平野中学校 3年 西村咲那(えなん)
私は英語があまり得意ではなく、特に話すことに苦手意識を持っていました。しかし、今回の派遣事業で外国の人やグループのメンバーと活動していくうちに、自分が言いたいことを英語で伝えることができる楽しさに気づきました。英語を話す力だけでなく、コミュニケーションにおいても、自分の成長を感じることができました。4日間、TGGで過ごしたことは学校だけでは得られない貴重な体験で、この経験から日本についての勉強だけでなく海外のさまざまな文化や歴史についても学びたいと思うようになりました。
■長浜中学校 3年 岡崎多聞(たもん)
僕は将来、海外で働きたいと考えています。そのために必要な英会話の能力を向上させること、他校の生徒と一緒に学べることに魅力を感じてこの派遣事業に参加しました。英語でショッピングをするというプログラムでは、最初は焦ってミスばかりしていましたが、失敗を恐れず何度もトライすることで、最終的にはスラスラと英語で欲しい物を買うことができました。このことは今までの自分では考えられなかったので、とてもうれしく自信も湧いてきました。プログラムをこなしていくうちにチームの絆も深まり、多くの友達もできました。もし、もう一度機会があれば、ぜひ参加したいと思える充実した3泊4日でした。
■大洲南中学校 3年 白石智哉(ともや)
多くのことを学びましたが、その中でもコミュケーション能力の大切さに気づきました。他校の人と話す機会がたくさんありましたが、とてもフレンドリーに話しかけてくれる人がいてすぐに仲良くなりました。会話が弾みお互いのことを深く知ることができたのは、しっかりコミュニケーションがとれたおかげです。
そのため、みなとみらいでのフィールドワークでは、講師や同じ班の人とも積極的に話し、助け合って課題をクリアしていきました。結果は負けでしたが、チーム一丸となれた時間はとても楽しく面白いものとなりました。この研修で学んだことを忘れず心に刻んで頑張りたいです。
■大洲北中学校 3年 宇都宮和花(のどか)
この活動ひとつひとつが自分の中でとても貴重な体験になったと思います。また、研修施設では飛行機やレストランがそっくりに再現されていて本当に海外にいるような感覚になりました。
フィールドワークではミッションをクリアするためにどうやって会話していこうか悩みましたが、講師が気さくに話しかけてくれて楽しくクリアしていくことができました。
海外派遣事業を終えて、私は人と積極的に話してコミュニケーションをとろうとする姿勢の重要性を学びました。完璧な英会話は難しいけど、単語やジェスチャーを使いながら頑張れば分かり合えることができたので、最初から「話せない」「無理だ」と諦めるのではなく、話そうとする姿勢を見せることで「あなたと仲良くなりたい」という気持ちを相手に理解してもらうことが大事なんだと感じました。
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