CDO補佐官 鈴木邦和(くにかず)のDXのすゝめ(第11回)

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近年、新しい娯楽としても成長産業としても注目を集めている「eスポーツ」は、コンピュータゲームを使った対戦を競技として捉えるものです。日本でも古くから格闘ゲームの大会などは存在していましたが、近年のeスポーツはさまざまなジャンルのゲームに広がっており、まるでスポーツのような実況や観戦ができるものになっています。
特に世界では、eスポーツの大会が日々開催されており、多くのプロのプレイヤーがスポンサーと契約し、活躍しています。また、日本でも、eスポーツの大会で1億円以上の賞金を手にするプレイヤーも出てきました。将来的にはオリンピックの種目にする可能性についてIOC会長が言及するなど、かつてゲームが子供たちの娯楽とだけ認識されていた時代からは大きく変化してきています。
近年のゲームは非常に精巧に作られていることもあり、勝つためには並外れた才能、練習、技術を必要とします。だからこそ、eスポーツには、従来のスポーツと同じように観る人を感動させる力があり、それがまたファンを増やしているのです。
今後は、eスポーツを部活動として認める学校も増えていくでしょう。また、高齢者施設や介護施設での導入も期待されています。