大洲市水道事業は、令和6年4月から水道料金の改定を予定しています。そこで、水道事業の経営状況や新しい水道料金について、これから3回にわたってお知らせします。今回は、水道事業の現状および見通しについて、お知らせします。
■水道事業の現状
大洲市の水道事業を取りまく環境は、人口減少に伴う料金収入の減少や、施設の老朽化による更新需要の増大など、大変厳しい経営状況です。
大洲市の給水人口(上水道を利用している人)は、令和4年度末現在で36,551人ですが、令和10年度末には34,349人になり、その後も減少する見込みです。(図1)
これに伴い水道料金収入は毎年減少しています。今後も、人口減少や節水機器の普及などにより、収入は減少する見込みです。(図2)
しかし、将来にわたり安心・安全な水を安定的に供給するためには施設の更新や耐震化が不可欠であり、支出は減少しません。(図3)
※令和4年度までは実績、令和5年度以降は見込み
※見込みは大洲市水道ビジョン、大洲市水道事業経営審議会資料より抜粋
■今後の課題
市内には約572kmの水道管(設置後40年以上経過した老朽管が約162km)をはじめ多くの水道施設があります。
このまま水道料金収入が減少すると、水道管などの更新や耐震化を計画的に実施することが難しくなります。
問い合わせ先:上下水道課管理係
【電話】0893-24-3753
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