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(特集)おいでよ!女性消防団 -1-

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愛媛県大洲市

地域に密着した組織としてまちの安全安心を守る消防団。その中で女性としての立場で消防団活動に参加する女性消防団についてご紹介します。

※大洲市では女性の消防団員は、それぞれの地域の分団か女性だけで構成する「女性分団」のどちらかに所属することになります。ここでは女性分団(員)を女性消防団(員)として記事を作成しています。ご了承ください。

■女性消防団員が増えています
全国的に過疎高齢化が進む中で、消防団員全体の数は減少し、平成元年に100万人以上いた消防団員も令和4年度には80万人を下回っています。
一方で、女性消防団員の数は右のグラフのとおり増加していて、令和4年度現在で27,603人となっています。大洲市でも消防団に入団する女性は増えていて、特に平成30年7月豪雨災害以降に増加傾向にあることから、災害を経験し防災への意識が市民全体で高まっていることがうかがえます。

◇全国の女性消防団員数の推移

総務省資料より

◇大洲市の女性消防団員は災害時から1.5倍に

※上記2つのグラフは女性団員の総数

■なぜ女性消防団員が必要なのか
消防団の活動は、災害時の消火活動や救助活
動だけではありません。平常時には防災に対する啓発や消防署などが開催する救命講習のサポートなども活動に含まれます。その中で、女性ならではの視点や感性を活かしながら活躍してもらうことが期待されていて、全国で女性団員のいる消防団は、令和4年度で全体の76.5%を占めています。

■リスクウォッチとは?
女性消防団の活動の一つに、「リスクウォッチ」の講習があります。リスクウォッチとは、アメリカで考案された危険を監視し回避する能力を身に付けるプログラムです。女性消防団のみなさんは、大洲市内の保育所や幼稚園、小学校などで劇を演じ、子供たちにわかりやすく危険について教えています。

■大洲の未来をともに
消防団は地域に密着した消防機関として、近年の異常気象によるゲリラ豪雨などの自然災害や各地で起こりうる火災への初期対応など、地域住民の生命・財産を守るために活動しています。そのような中、女性消防団は救命救急講習やリスクウォッチ講習による防災教育、災害時の後方支援などで幅広く活躍しています。
また、男性では気づかない女性ならではの視点できめ細かな気配りができ、地域のみなさんの安全・安心を守るためには欠かせない存在です。
多くの女性に入団していただき、一緒に大洲市の未来を守っていきましょう。

大洲市消防団
団長 矢野正祥(まさかず)さん

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