肱川地域にある肱川支所、肱川公民館、図書館肱川分館、肱川保健センターの4つの施設は一つに集約され「肱川地区複合公共施設」として生まれ変わって、7月31日(月)から新たにスタートします。
■複合施設とは
複合施設は、複数の異なる機能(サービス)を1カ所にまとめた施設です。
複合化によってそれぞれの機能に必要なスペースを確保しつつ、会議室や廊下、トイレなどを共有することで、コンパクトで利用しやすい施設にすることができます。今回の複合化では地域のみなさんにも計画段階から参加してもらい、さまざまな意見を取り入れた施設となっています。
※写真は竣工前のものです。
※現支所の解体や駐車場の整備工事は8月からの予定です。
≪肱川地区複合公共施設建設の経過≫
平成30年7月…平成30年7月豪雨災害が発生。肱川支所、肱川公民館、図書館肱川分館、肱川保健センター浸水被災
平成30年10月…被災地区住民を対象としたアンケート調査、意見交換会を実施
令和元年8月~…「肱川地区復興まちづくり推進協議会」開催(計6回)
令和2年6月…「肱川地区複合公共施設整備基本計画」策定
令和3年11月…肱川公民館解体工事着工
令和4年5月…新築工事着工
令和5年6月…肱川地区複合公共施設竣工
■1階
◇みんなが集うコミュニティフロア
1階はいつでもだれでも集える「地域コミュニティフロア」として、図書館や公民館、コミュニティホールなど施設利用者の交流を促進できるような空間となっています。
明るく開放的なフロアはガラス戸やガラス窓で仕切られ、各室の様子が見渡せます。多目的ロビーはバスの待合所としても利用するなど、活動以外にも日頃から地域の人々が気軽に利用できるスペースとなっています。
■2階
◇手続き・相談などの行政サービスフロア
2階は窓口での手続きや相談などがスムーズに行えるように、支所、保健センター、社会福祉協議会をひとつのフロアに集約しています。
壁を設けないオープンフロアとすることで、将来的な行政のニーズに対応できるようにレイアウトの変更が可能となっています。
また、行政サービスの休業日に貸館などで施設が利用される際は、シャッターを閉じることでセキュリティ対策にも配慮しています。
■3階
◇避難所機能も備えた防災フロア
3階の多目的ホールは最大200人での利用が可能です。可動式のパーティションによって3つのフロアに区分けすることも可能です。
また、災害時には避難所として利用されることも想定し、炊事室や備蓄倉庫、さらにはシャワールームも備えています。停電発生時でも屋上にある非常用発電設備によって電力供給が可能となっています。
※詳しくは紙面をご参照ください
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